<写真:vietnamnet.vn>
世界経済フォーラム(WEF)が新しい評価方法に基づいた2024年の世界観光開発競争力指数(TTDI)報告書を発表し、ベトナムは3ランク低下してサービスインフラの弱点が浮き彫りになった。
しかし、ベトナム国立観光局は同指数が正確ではないと指摘している。
ベトナムの観光開発競争力指数は2019年に140経済圏中63位であったが、2021年には117経済圏中56位に上昇した。
しかし、2024年には119経済圏中59位に低下した。
航空インフラが17ランク、観光需要の持続可能性が24ランク低下するなど、一部の重要な指標が大きく後退している。
また、新しい指標である「観光開放度」と「観光の経済・社会的影響」が、それぞれ80位、115位と低評価を受けた。
注目すべきは、観光インフラが世界119位中89位と、ベトナム観光最大の弱点として浮上したことである。
一方で、ベトナムは「価格競争力」「ICT・通信の準備度」「観光インフラ・サービス」「観光開放度」「医療・衛生」の5つの指標で順位を上げた。
ベトナム国立観光局は、新しい評価基準で他の東南アジア諸国も順位を下げたことを指摘している。
タイは12ランク、シンガポールは4ランク、マレーシアは2ランク、カンボジアは1ランク下降した。
一方で、インドネシアとラオスは順位を維持し、フィリピンは1ランク上昇している。
ベトナムは東南アジアで5位に位置し、全球ではシンガポールの13位、インドネシアの22位、マレーシアの35位、タイの47位に次ぐ順位となった。
2021年から2024年の3年間で、WEFは2度にわたり観光開発競争力指数を改定しており、これは指標がまだ完成途上であることを示している。
そのため、各経済圏の評価結果に影響を与える可能性がある。
特に「観光の経済・社会的影響」については、ベトナムが115位と低評価を受けており、国立観光局はこれを驚きと捉えている。
実際、観光はベトナムの重要な経済セクターであり、統計局の報告でもGDP成長への大きな貢献が認められている。
このため、同評価結果は観光の経済・社会的影響を正確に反映していない可能性があるという。
今後、ベトナムの観光業界は、WEFに対して最新の観光データを提供し、評価の精度向上を図る必要がある。
また、価格競争力や自然資源、文化資源、安全性といった強みを活かし、文化遺産や自然景観の保護・活用を進めることが求められる。
航空インフラの改善や観光需要の持続可能性の向上も課題であり、具体的には、観光サービスの質向上や航空ネットワークの拡充、運賃の引き下げが必要である。
さらに、医療・衛生や環境の持続可能性といった分野では、地方自治体の積極的な取り組みが求められる。
デジタル化や人材育成にも注力し、スマートツーリズムエコシステムの構築を目指すことが重要である。








































