<写真:VnEconomy>
ベトナムの鉄鋼業界は中国の景気回復による価格上昇と在庫・コスト管理の徹底により、第1四半期の業績が改善している。
建設用鋼材の市場シェアの3分の1を占めるホアファット・グループの連結売上高は3%増にとどまったが、3800億ドン(約21億8000万円)の利益で2四半期の連敗から脱した。
同グループの利益は鉄鋼によるものが94%を占めている。
ベトナムスチールプロダクツ社は3四半期の赤字の後に700億ドン(約4億160万円)の利益に転換し、ホア・セン・グループは2四半期の赤字の後に2500億ドン(約14億3400万円)の利益を計上した。
当初、ホアセン・グループの経営陣は500億ドン(約2億8700万円)の利益を予想していた。
各社の利益が改善したのは主に社内管理体制によるものであり、ホアファット・グループは第1四半期に需要が回復しなかったため、在庫と材料の効果的な管理、柔軟な販売戦略により好業績を上げている。
ホアセン・グループはコスト管理を徹底し、前年同期比で40%のコスト削減を実現したという。
ベトナム鉄鋼協会によると、完成鋼材の販売量は前年同期比25%減の600万トン、生産量は同21%減の660万トンであったが、今年に入ってから3カ月連続で上昇した中国価格を追って第1四半期に価格が上昇した。
大手各社は4月までにCB240コイルとCB300 D10鉄筋の価格を1トンあたり1500万ドン(約8万6000円)程度から徐々に1600万ドン(約9万2000円)まで価格を引き上げていた。
現在は大半の大企業が将来について明るい見通しを持っている。
ホアファット・グループのチャン・ディン・ロン代表によると、鉄鋼業界の最も困難な時期は過ぎたが、回復はまだ低い需要に依存する。ホアセン・グループのレー・フォック・ヴー代表も同様の意見であるという。
また、4月には多くの企業が値上げを撤回し、2~3回の値下げ後に1トンあたり1500万ドン(約8万6000円)にまで価格を戻したため、需要喚起につながることが期待されている。
現状で回復の大きな障害となっているのは、不動産市場の暗い見通しが続いていることである。







































