<写真:VnExpress>
世界銀行は5月〜6月にかけての停電がベトナムのGDPの0.3%に相当する約14億ドル(約2026億7500万円)の損失をもたらしたと推定している。
ベトナム北部地域は5月中旬〜6月中旬にかけて、電力需要の高まりによって頻繁に停電に見舞われていた。
また、主要な電力供給源の1つである水力発電の供給量は干ばつにより著しく低下し、その結果として複数の工場は大幅に稼働が制限されることになった。
世界銀行のシニアエコノミストであるドーサティ・マダニ氏によると、ベトナムは停電の影響による生産中断によって約14億ドル(約2026億7500万円)、GDPの0.3%に相当する損失を被っている。
損失額は2022年に36GWh、2023年5月と6月に900GWhという未充足の電力需要に基づいて算出された。
世界銀行がベトナム北部の産業部門企業を対象に行った調査によると、停電による収益損失は10%に達し、電力需要の未達成はベトナム電力にとっても約7500万ドル(約108億5800万円)の収益損失につながることが明らかになった。
世界銀行によると、ベトナム北部の電力供給のアンバランスは、同地域が主に水力発電と石炭に依存しているためであり、どちらも原料が不足してエネルギー生産と配電の遅れにつながっているという。
また、ベトナムは配電能力が限られているため、北部地域が南部の余剰エネルギーである約20GW相当に接続することは困難である。
欧州商工会議所は7月の報告書で、停電が周期的に起こる可能性があるため、政府は長期的な計画に焦点を当てるべきであると提案した。
世界銀行は2024年と2025年における発電所の商業運転スケジュール、配電システムへの投資、電源の多様化など、当面の解決策をいくつか提案している。





































