<写真:nld.com.vn>
ベトナムにおけるVietGAP(ベトナム適正農業規範)に準拠した野菜の栽培面積が、国内全体の野菜栽培面積の1%にも満たないことが明らかとなった。
これは、農業農村開発省傘下の機関が2023年に実施した調査結果に基づき、2024年に公表されたものである。
同調査によれば、ベトナム国内の野菜栽培面積は約115万haに達しているが、このうちVietGAP基準を満たしているのは全体の約0.5~0.6%に過ぎない僅か約8000haに留まる。
果樹については約7万6000ha、茶は約5200haがVietGAPに準拠している。
一方、グローバルGAPをはじめとするその他のGAP(適正農業規範)に基づく栽培面積は約44万haに達しているが、野菜分野での普及は依然として限定的である。
農業農村開発省作物生産・植物保護局のグエン・クイ・ズオン副局長は、安全な食品の供給は生産段階から始まるべきであると述べている。
その上で、ベトナムでは約1000万世帯の小規模農家が野菜を生産しており、統一的な基準の導入が難しい状況にあると指摘した。
また、ベトナム野菜果物協会のグエン・ヴァン・ムオイ副事務総長は、VietGAPのような最低限の安全基準すら満たされていない現状では、消費者が品質リスクを直接負うことになると警鐘を鳴らした。
ムオイ副事務総長は、法的措置の強化や小規模販売店への管理体制の整備が不可欠であると主張した。
加えて、消費者保護協会のチャン・ティ・ズン副会長は、食品安全管理が保健省、商工省、農業農村開発省の3省に分かれている現行制度が混乱を招いていると批判し、国内流通向けにも輸出用と同様の「栽培地域管理」の導入を訴えた。
オンライン上では「僅か1%なのに、店頭にはVietGAPの製品が溢れている。非常に不可解である」といった声が多く寄せられている。
安全な農産物の安定供給を実現するためには、制度的な改革と現場の監視体制の強化が急務であると言える。






































