<写真:baodautu.vn>
ベトナムのテト(旧正月)期間中、ハノイ市およびホーチミン市では都市鉄道(メトロ)の利用者が大幅に増加した。
ハノイ市都市鉄道を運営するハノイメトロによれば、2月14日から22日までの9日間における2A号線(カットリン〜ハドン線)と3.1号線(ニョン〜カウザイ線)の合計利用者数は約24万3000人に達し、前年同期比で32%超の増加となった。
内訳は、2A号線が約16万5000人、3.1号線が約7万8000人である。同期間中の運行本数は3300本を超え、全列車が定時運行を達成した。
テト期間中は両路線の運賃が無料とされたことも、利用者増加の一因とみられる。2月23日以降は通常ダイヤに戻り、運行時間は午前5時30分から午後10時までとなっている。
現地報道によれば、飲酒後の自家用車運転を避ける目的や、高い利便性を理由に家族連れの利用が目立ったという。
祝祭期における移動手段として、都市鉄道が市民の間に着実に定着しつつあることがうかがえる。
一方、ホーチミン市のメトロ1号線(ベンタイン〜スオイティエン線)も好調である。
同路線を運営するホーチミン市都市鉄道1号線有限責任会社(HURC1)によると、2月16日から22日までの7日間の乗客数は57万1528人に達し、計画を42%上回った。
運行本数は1801本で、前年同期比39%増となった。
特に元日から5日目にかけて利用が増加し、2月21日には期間中最多となる約9万6000人を記録した。大晦日の深夜には増便を実施し、年越し後の移動需要にも対応した。
また、同期間中の乗客の約72%がキャッシュレス決済を利用しており、公共交通におけるデジタル化の進展も示された。
運営側は警備体制や駅構内の整理体制を強化し、祝祭期における安全確保に努めた。
今回のテト期間中の利用実績は、両都市における都市鉄道の定着と、公共交通への需要拡大を明確に示すものである。


































