<写真:nguoiquansat.vn>
ベトナムの複合企業チュオンハイ・グループ(THACO)は、ホーチミン市とロンタイン国際空港を結ぶ鉄道路線を2030年までに完成させる方針である。
同社創業者のチャン・バー・ズオン会長は2月23日、子会社ダイクアンミンが年内にトゥーティエム〜ロンタイン空港間鉄道を着工すると明らかにした。
あわせて、ベンタイン―トゥーティエム線など関連路線と同時に2030年の開業を目指す考えを示した。
トゥーティエム〜ロンタイン線は、ホーチミン市中心部とドンナイ省のロンタイン国際空港を結ぶ計画路線である。
総延長は約48km(うち本線約42km)に及び、総投資額は約35億ドル(約5400億円)と見込まれている。
同路線は10年以上前から都市圏と東南部地域を結ぶ基幹インフラとして構想されてきたが、現時点で事業主体は正式決定していない。
こうした中で、THACOが投資を提案している。
ロンタイン国際空港は約5年の建設期間を経て2025年末に初便を受け入れ、年内に本格的な商業運用を開始する予定である。
一方、ホーチミン市内とロンタイン国際空港を結ぶ交通手段は主に高速道路や国道に依存しており、慢性的な渋滞が課題となっている。
新たな鉄道路線の整備は、空港アクセスの多様化と交通混雑の緩和に資するものと期待される。
デベロッパーであるダイクアンミンは、これまで都市開発や不動産事業を主力としてきたが、2025年には鉄道プロジェクト投資部門を新設した。
トンネル掘削、プレキャストコンクリート製造、高架橋施工などの中核技術の内製化を進め、インフラ分野への本格参入を図っている。
さらに、ホーチミン市内において786ha規模の機械工業団地の早期着工も計画している。
THACOは自動車、機械・補助産業、農業、投資・建設、商業・サービス、物流の6分野を展開する企業グループである。
2026年は自動車部門が最大の収益源となる見通しであり、グループ全体としては短期的な収益を抑制しつつ、デジタル化の推進と産業基盤の強化を軸とした再編を進める方針である。



































