<写真:nhipsongkinhdoanh.vn>
ベトナムのコーヒーチェーン大手ハイランズ・コーヒー(Highlands Coffee)が、ベトナム証券市場での新規株式公開(IPO)を検討していることが明らかになった。
親会社であるフィリピンの外食大手ジョリビー・フーズ(Jollibee Foods Corporation)は、2027年1~3月期の上場を視野に入れ、資金調達による事業拡大を目指している。
米フォーブスなどによると、ジョリビー・グループはハイランズ・コーヒーの上場可能性を評価している段階である。
調達規模は正式に公表されていないが、最大で約4億ドル(約624億円)の資金調達を目標とする可能性があるとされる。
実現すれば、ベトナムの消費関連銘柄として注目度の高い大型IPOとなる可能性がある。
上場が実現すれば、同社は急成長するベトナム資本市場へのアクセスを強化できる。
ベトナムでは個人投資家の増加が東南アジアでも特に速い水準にあり、IPOは既存株主の企業価値向上にも寄与すると期待されている。
業績も拡大基調にある。ジョリビーの2025年7~9月期決算によると、ハイランズ・コーヒーのEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は約6億6600万ペソ(約17億7156万円)となり、前年同期比17.1%増で過去2年で最高水準を記録した。
2025年1~9月累計では約19億900万ペソ(約50億5639万円)となり、前年同期比9.5%増である。
店舗網の拡大も成長を支えている。ジョリビーが出資した2012年当時、ハイランズの店舗数は56店にすぎなかったが、2025年9月末には直営店とフランチャイズを合わせて全国928店へと拡大した。
今回のIPO構想は、ジョリビーのグローバル事業再編とも連動している。
同社は国際事業部門を分離し、2027年には米国での上場も検討している。2025年1~9月期の海外事業売上高は約38億ドル(約5928億円)で約43%を占めている。
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また、ジョリビーは2025年までの9カ月間で世界各地に754店を新規出店するなど、海外展開を加速している。
ロイター通信は2022年、同社がハイランズ・コーヒーの少数株式売却について投資家と協議し、企業価値を約8億ドル(約1248億円)と評価したと報じていた。
今回のIPO計画は、こうした資本戦略の延長線上にあるとみられる。
ジョリビーは実業家トニー・タン・カクティオン氏が創業した企業であり、同氏の資産は約29億ドル(約4524億円)とされ、フィリピン有数の富豪として知られている。
現在は弟のエルネスト・タンマンティオン氏が会長兼最高経営責任者(CEO)を務めている。




































