<写真:baohaiphong.vn>
ベトナム政府は、男女平等分野における行政違反への罰則を強化する政令第76号を公布した。
本政令は、2021年の政令第125号を改正・補足するものであり、複数の違反行為に対する罰金額を引き上げる内容となっている。施行日は2026年5月1日である。
改正政令によれば、性別を理由として家族内で不平等な扱いを行う行為や、家族構成員の収入創出活動を妨げる行為には、500万~1000万ドン(約3万〜6万円)の罰金が科される。
これは従来の300万~500万ドン(約1万8000〜3万円)からの大幅な引き上げである。
さらに、家族共有財産の処分への参加を性別を理由に妨害する目的での威圧や精神的圧力、特定の性別に家事労働や避妊措置などを一方的に強いる行為には、1000万~1200万ドン(約6万〜7万2000円)の罰金が適用される。
加えて、暴力を用いた妨害行為については、罰金額が1200万~1500万ドン(約7万2000〜9万円)へと引き上げられた。
また、性別に関する偏見を理由とした名誉毀損や虚偽情報の流布も処罰対象とされる。
国会議員や人民評議会議員の候補者、企業設立者、文化・芸術活動従事者などに対する妨害行為には、300万~400万ドン(約1万8000〜2万4000円)の罰金が科される。
さらに、暴力を伴う文化・スポーツ活動の妨害については、400万~700万ドン(約2万4000〜4万2000円)に引き上げられた。
今回の改正は、家庭内および社会全体における性別に基づく差別の抑制と、男女平等の実効性の向上を目的とするものである。

































