
<国連ウィメンベトナム協会のLe Thi Lan Phuong氏がワークショップで話す様子(VNAより)>
ホーチミン市の労働傷病兵社会局によると、教材にはラジオや漫画、ポスター、リーフレットなどの情報を拡散するものが含まれるという。この教材の開発は、セクハラの問題を幅広く認知させる狙いがある。また、男女平等を妨害する動きやセクハラの発生の予防、そのような行為を非難できる風潮を作ることも目的の一つだ。
8月23日に行われたワークショップで、児童保護や男女平等推進の担当部門の責任者であるTran Thi Thanh Kim氏は、啓蒙教材は2016年にホーチミンの5つの区で行われた調査に基づいて作成されているとコメントした。調査の結果、セクハラの予防や男女平等を実現するためには多くの障害があることが明らかになったという。
今回のプログラム責任者である国連ウィメンベトナムのLe Thi Lan Phuong氏と、公共の場で子どもを含む全年代の女性が安心して暮らせることは稀だという。セクハラとみなされる行動には、言葉やジェスチャー、動き、体に触るなどが含まれ、女性が不快に感じることは常日頃起こっているという。
ホーチミン市が行った調査によると、回答者の49%が公共の場で女性がセクハラを受ける現場を目撃したことがあり、調査を受けた女性の18%以上がセクハラや暴力に悩んだ経験があると答えた。また、男性回答者の11%がセクハラや暴力にあたる行為を行ったことがあると認めたという。
セクハラが発生しやすい場所は公園や道路、バスの車内、バス停など明かりが少ない場所であることも今回の調査で明らかとなった。
今回のワークショップの参加者の多くは、セクハラに対する意識を高め、電灯などのインフラ整備の促進やセクハラ被害者・目撃者に対するサポート体制の充実を図るため、コミュニケーションを取りやすい環境を作る必要があると話した。これにより、ホーチミン市内の公共の場や職場でのセクハラ予防につながることが期待されている。
今回のプログラムで街中で全年代の女性に対する危険が潜んでいるという意識を高め、ホーチミン市を安全で住みやすい街にしていくとともに、より現代的で教育が行き届いた環境を作り出していく必要性も叫ばれている。
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