<写真:hanoionline.vn>
ホーチミン市の115人民病院は、カマウ省在住の22歳男性が脳出血のため緊急搬送されたことを発表した。
男性はおよそ1年間にわたってシーシャ(加熱式たばこ)を常習していた。
病院によると、患者は激しい頭痛を訴えて受診し、CTスキャンにより脳内出血と複数箇所での静脈血栓が確認された。
同院脳血管疾患科のグエン・フイ・タン准教授によれば、患者は日常的にシーシャを吸引しており、その頻度は時間の経過とともに増加していたという。
早期診断と抗凝固薬による迅速な治療が奏功し、最終的に患者は全快に至った。
シーシャはリンゴやミント、イチゴといった香り付きの煙を吸引する形式で提供されることが多く、一見たばこよりも軽い印象を与える。
しかし、実際にはニコチンや一酸化炭素(CO)をはじめとする多数の有害物質を含有しており、肺疾患、心血管疾患、がん、血栓形成といった深刻な健康リスクを伴う。
特に1時間のシーシャ吸引はたばこ1本と比較しておよそ100〜200倍の煙を体内に取り込むことに相当するという。
世界保健機関(WHO)の研究によれば、シーシャ1回の吸引で摂取される一酸化炭素の量はたばこの9倍、ニコチンの量は1.7倍に達するとの結果が出ている。
ニコチンは血液凝固因子の分泌を促進し、一酸化炭素は血中酸素濃度を低下させることで血栓形成を助長するとされている。
なお、ベトナム国会は2024年11月に、電子たばこおよび加熱式たばこの製造・流通・使用を2025年から全面的に禁止する決議を採択した。
これに違反した場合、100万〜1億ドン(約5845〜58万4530円)の行政罰に加え、追加的な制裁措置や被害回復措置が科される。








































