<写真:nhandan.vn>
ベトナム全国でデング熱患者数が急増しており、とりわけ南部地域が全体の7割超を占めている。
2025年に入ってからすでに約4万件の感染が報告され、ホーチミン市では前年同期比約170%の増加を記録した。重症例や死亡例も発生し、医療現場は逼迫しつつある。
このような状況の中で、予防手段として期待されるワクチン接種が高額であることが大きな課題となっている。
武田薬品工業製のワクチン「Qdenga」は2024年9月から国内で接種可能となったが、1回あたり96万~139万ドン(約約5415〜7840円)、2回接種で最大280万ドン(約1万5790円)に達し、低所得層にとっては負担が重い。
現時点では任意のサービス接種のみで、全国規模の公費接種制度は整備されていない。
ホーチミン市保健局は、都市部の流行地域における無料接種プログラムの導入を国に提案した。
世界保健機関(WHO)も感染リスクが高い地域での6~16歳を対象としたワクチン接種を推奨している。
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一方、デング熱は媒介蚊の発生源除去による予防が依然として最重要とされ、専門家はワクチンだけに依存せず、住環境の衛生管理を徹底すべきであると強調する。
政府は価格抑制策や全国的な接種拡大を検討中であるが、現状では市民が自費で接種を受ける以外に手段がなく、感染拡大防止に向けた公的支援の強化が急務である。
































