<写真:dantri.com.vn>
ホーチミン市人民裁判所は2月6日、不動産会社Thiên Ân Phát(ティエン・アン・ファット)社の社長であるフイン・ティ・ハン・フック被告(45)に対し、詐欺および信頼悪用横領の罪で終身刑を言い渡した。
フック被告は、実在しない不動産開発計画、いわゆる「幽霊プロジェクト」を多数でっち上げ、数百人の被害者から総額3650億ドン(約21億9000万円)に及ぶ資金を詐取していたと認定された。
判決によると、フック被告は2017年末以降、トゥードゥック市の農地を買い集め、50〜240㎡の区画に分割した上で、インフラ整備や法的許認可を一切取得しないまま、「グエン・シエン住宅地」「ロン・トゥアン住宅地」などと名付けて虚偽の広告を展開した。
法的根拠のないまま譲渡契約を締結し、82人から約1920億ドン(約11億5200万円)を集めていた。
また、リン・スアン地区では、購入代金600億ドン(約3億6000万円)のうち340億ドン(約2億400万円)しか支払っていない土地について、被告が独自に開発計画を描き、50人に対して57区画を販売したとされる。
この取引で約1020億ドン(約6億1200万円)を受領した一方、33人分、約810億ドン(約4億8600万円)相当の土地引き渡しが履行されなかった。
さらにチュオン・タン地区では、他人名義のままの土地を用い、「グエン・シエン1」と称して開発を装い、同一の区画を複数回にわたって販売する手口を用いた。
この関連取引だけでも、900億ドン(約5億4000万円)近い資金が詐取されたと判断されている。
裁判所は、フック被告がこれら以外にも複数の架空プロジェクトを同様の方法で立ち上げ、土地使用権に関する虚偽情報を提供しながら多重譲渡を繰り返し、さらに1730億ドン(約10億3800万円)以上を不正に得ていたと認定した。
本件の被害者は数百人に及び、裁判所はフック被告に対し、被害者への賠償として3440億ドン(約20億6400万円)の支払いを命じた。
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しかし、これまでに返済された金額は230億ドン(約1億3800万円)にとどまっており、今後は一部不動産を差し押さえることで被害回復が図られる予定である。
なお、仲介会社や契約書類への署名を代行した個人については、詐欺への関与が認められず、刑事責任は問われなかった。
フック被告は法廷において容疑を認め、詐取した資金を土地購入や会社運営に充てたと供述したが、被害弁済への取り組みが極めて不十分であった点などが重く評価され、終身刑という厳しい判決に至った。
































