<写真:dantri.com.vn>
ベトナム中部のダナン国際空港において、テト(旧正月)期間中、飛行禁止区域へドローンが侵入する事案が発生し、2日間で計54便に遅延や進路変更などの影響が生じた。
2月22日午前11時7分、離陸から約4分後、高度約518mを飛行していた旅客機の乗員が、機体右側にドローンを確認した。
当該機は運航を継続したものの、安全確保のため他の7便が14~57分間にわたり出発を見合わせたほか、エンジン始動後の2機も離陸を中断した。
また、ダナン国際空港へ進入中であった10便が進路変更を余儀なくされ、着陸は30~45分遅延した。同日の影響は計19便に及んだ。
さらに、2月17日にも同様の事案が発生している。午前9時16分、高度約1158mで飛行中の航空機が機体上空を飛行するドローンを確認した。
着陸は安全に行われたが、8便が20~30分間出発を見合わせ、10便が進入時に影響を受けた。
同日午後にも高度約366mで別のドローンが確認され、7便が66~100分間離陸できなかったほか、2機が滑走路上で待機し、8便が上空待機を強いられた。
17日の影響は計35便であった。
空港当局はドローン確認後、関係機関と連携し、進入中の航空機に対して上空待機を指示するとともに、離陸業務を一時停止するなど、安全確保を最優先に対応した。
ダナン国際空港は中部および中部高原地域最大の国際航空拠点であり、テト期間中には1日平均310~340便が発着した。
飛行禁止区域への無人機侵入は重大な安全リスクであり、航空会社や旅客に経済的損失をもたらす可能性がある。
現行の防空関連法令では、空港周辺の安全空域における無人航空機の運用に加え、風船や凧の放出、レーザー照射などの行為も禁止されている。
当局は個人および企業に対し、飛行禁止区域でのドローン使用を厳守するように改めて呼びかけている。
なお、テト6日目のダナン国際空港では発着計336便(到着168便、出発168便)を記録し、期間中で2番目に多い運航本数となった。
観光当局によれば、テトのピーク1週間におけるダナン市の観光客数は約110万人に達しており、航空需要の増加が続いている状況である。



































