<写真:anninhthudo.vn>
ハノイ市では、小規模な食肉処理施設の衛生・防疫体制が課題となっている。
ハノイ市内にある家畜・家禽の処理施設682カ所のうち、約600カ所が衛生面や防疫面でリスクを抱える小規模施設であることが明らかになった。
この問題は、農業環境省が3月12日に開催した家畜疾病対策および持続可能な畜産発展に関する会議で、ハノイ市農業環境局のタ・バン・トゥオン副局長が報告したものである。
ハノイ市には現在、工業型施設が9カ所、半工業型施設が26カ所、臨時または小規模の集中処理場が647カ所存在する。
このうち獣医当局が常時監視している施設は86カ所にとどまる。
これらの施設では1日当たり、家禽約5万羽、豚約5000頭、牛・水牛約450頭が処理され、市内の食肉処理量の約65%を占めている。
一方、ハノイ市内には許可基準を満たさない小規模処理施設が596カ所残っている。
これらの施設は正式な営業許可を取得しておらず、獣医当局による定期検査の対象にも含まれていない。
そのため、家畜疾病の拡散や食品安全上の問題を引き起こす可能性が指摘されている。
ハノイ市当局は対策として、現在監視下にある86カ所の施設の規模拡張を支援し、周辺の小規模施設を集約する方針である。
2026年には移行期間中の需要に対応するため、70〜75カ所の暫定的な集中処理場を整備する計画である。
さらに2030年までに20〜25カ所の工業型集中処理施設の稼働を目指し、食肉処理ネットワークの再編を進めるとしている。
また、家畜疾病の状況としては、アフリカ豚熱が2025年7月以降、ハノイ市で継続的に発生している。
2025年には44の行政区にある293の集落、計1162の養豚農家で感染が確認され、約2万9762頭(約187万kg)の豚が殺処分された。
2026年に入ってからも、7地区の14農家で感染が確認され、481頭(約2万1436kg)が処分されている。
現在も一部地域では感染終息までの観察期間を終えていない状況である。






































