<写真:baomoi.com>
旧暦の建国記念日にあたるフン王の命日と、南部解放記念日(4月30日)およびメーデー(5月1日)の連休を前に、ベトナムの旅行需要に変化が生じている。
国内航空運賃の高騰を背景として、旅行者が航空便を避け、陸路や鉄道へ移行する傾向が強まっているという。
旅行会社によれば、2026年の連休は日程の組み合わせ次第で最大9日間の長期休暇が可能であり、旅行需要は前年同期比で25〜30%増加した。
一方、全体の約65%を海外ツアーが占めており、タイ、日本、韓国、台湾などが人気を集めている。
国内旅行は微増にとどまっており、その主因として航空券価格の上昇が挙げられる。
航空運賃はツアー価格の50〜70%を占め、燃料費の高騰も相まって旅行費用全体を押し上げている。
このため、多くの家庭が近距離旅行や陸路移動へと切り替え、コスト削減を図っている状況である。
また、中国方面への短期陸路ツアーは、約320万ドン(約1万9200円)からという低価格と手続きの簡便さを背景に人気を集めている。
国内ではダナン、ニャチャン、フーコックといったビーチリゾートや、サパ、ハザンなどの山岳地帯も引き続き需要があるものの、価格上昇の影響により伸びは限定的である。
航空当局は燃料価格上昇への対応として、国内線運賃の上限引き上げや燃料サーチャージの導入を検討しており、今後も航空運賃の高止まりが続く可能性がある。
これにより、国内航空を利用する旅行商品にはさらなる価格上昇圧力がかかり、旅行需要の海外流出を招く懸念も指摘されている。

































