<写真:danviet.vn>
ハノイ市は西湖(タイ湖)周辺の景観向上と交通機能の強化を目的として、湖岸道路の拡張整備を推進する方針である。
本計画では、住民生活や文化財への影響を最小限に抑えるため、湖面上に橋梁(高架)構造を採用し、用地買収を行わない方式を取る見通しである。
拡張部分は、湖岸に沿ってバルコニー状に湖上へ張り出す構造とし、水面環境への直接的な影響を最小限に抑える設計が採用される。
事業は公民連携(PPP)方式により進められ、総投資額は約30兆ドン(約1800億円)と見積もられており、2030年の完成が目標とされている。
計画では、全長約11.5kmにわたる道路が最大幅24mまで拡張される。
歩道や分離帯も整備される予定であり、既存の花壇や公園は可能な限り保存する方針である。
さらに、景観施設として27か所の展望デッキを新設し、ヴァンカオ広場およびキムグー船着き場には大型広場が設けられる計画である。
併せて、橋梁2基、6か所の船着き場、公園、商業施設、地下駐車場、水質浄化施設などの整備も予定されている。
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一方で、本計画に対しては慎重な意見も上がっている。
建築家チャン・フイ・アイン氏は「西湖は自然環境と景観の象徴であり、過度なコンクリート化には慎重であるべき」と述べ、環境影響評価と具体的な対策の重要性を指摘している。
西湖周辺では都市開発が進む一方で、大気汚染が深刻な地域の1つともされており、今後の持続可能な開発の在り方が問われている。


































