<写真:dantri.com.vn>
ベトナムを訪れる中国人観光客が増加し、高級サービスを求めて積極的に消費する傾向が強まっている。
北京在住の女性(30歳)は1週間超のベトナム旅行でハノイ、ハロン、サパ、ニンビンを訪問し、総額2000万ドン(約12万1000円)以上を支出した。
費用に対する満足度は高く、今後は家族や友人にも訪問を勧める意向を示した。
統計によると、2026年第1四半期の中国人訪問者数は140万人超に達し、国別で首位となった。
中国は長年、ベトナムにとって主要な国際観光市場であり、2019年には580万人を記録した。
その後、新型コロナウイルスの影響で2020年は約98万6000人、2021年は約3万人まで減少したが、2024年には370万人、2025年には520万人へと急回復した。
中国観光業界関係者は、地理的近接性、文化的共通点、多様な観光資源、歴史的建築や文化交流の存在の4点が、ベトナムの魅力であると指摘する。
また、政治の安定性や両国関係の良好さ、経済連携の強化も訪問増加の背景にあるとされる。
旅行会社によると、中国人観光客の平均消費額は1日あたり200万ドン〜300万ドン(約1万2100〜1万8150円)、5〜6日間の旅行で1200万ドン〜1500万ドン(約7万2600〜9万750円)程度である。
一方で、高級志向も顕著で、食事や宿泊に対する要求水準は高い。食事では数百万ドンを支出するケースもあり、宿泊は4〜5つ星ホテルが好まれる。
旅行形態も変化しており、従来の団体ツアーや格安ツアー中心から、航空便利用や個人旅行へとシフトしている。
訪問先も従来のクアンニン、ダナン、ニャチャン、フーコックに加え、多様な地域へと広がっている。
富裕層の増加も特徴で、5つ星ホテルやゴルフ、ハロン湾でのクルーズなどを組み合わせた旅行が人気である。
企業経営者などは5日4日の旅行に3000万ドン〜4000万ドン(約18万1500〜24万2000円)以上を支出する例もある。
特に高所得層は、プライバシーや高品質サービスを重視し、専用車や専属ガイドを手配する個別旅行を選択する傾向がある。
宿泊費として1泊2000万ドン(約12万1000円)を支払うケースもあり、一般客に比べて要求水準は高い。
2026年3月の訪越外国人は約210万人と前年同月比1.3%増となり、第1四半期累計では676万人に達した。
このうち中国は140万人超で最大市場となり、韓国(約130万人)と合わせて全体の約40%を占めている。


































