ベトナムで子どもの進学先を考えるとき、候補に入るのがインターナショナルスクールです。
結論から言うと、ベトナムのインター校は選択肢が多く、幼稚園から高校卒業まで一貫して通える学校が多い一方、学費は高額で、入学条件や英語力要件も学校によって大きく違います。
この記事では、2026年4月時点のベトナムのインターナショナルスクール事情を、学費・カリキュラム・入学条件・選び方の観点から整理します。
ベトナムのインターナショナルスクールは質の高い学校が多い一方で、学費が高く、通学負担も大きくなりやすいです。
そのため、学校選びでは、カリキュラムの違いだけでなく、年間総額、送迎負担、入学時の英語力や学力条件まで含めて比較するのが実用的です。
特に日本人家庭では、「英語教育を優先するか」「日本語環境も残すか」で選び方が大きく変わります。
| 比較項目 | インターナショナルスクール | 日系・日本語系園校 | バイリンガル校 |
|---|---|---|---|
| 主な使用言語 | 英語中心 | 日本語中心 | 英語+ベトナム語 |
| 主なカリキュラム | IB、British、Americanなど | 日本式 | 現地+国際系の混合 |
| 生徒構成 | 多国籍 | 日本人中心 | ベトナム人比率が高いことが多い |
| 学費水準 | 高い | 比較的抑えやすいことがある | 学校差が大きい |
| 進学の方向性 | 海外大学・国際進学向き | 日本復帰向き | 学校による |
ベトナムのインター校は、特にホーチミン市とハノイに多く集まっています。ダナンなどにも選択肢はありますが、数とカリキュラムの幅ではホーチミン・ハノイが中心です。
ベトナムのインター校で多いのは、次のようなカリキュラムです。
旧記事では「9月が学期はじめ」としていましたが、2026年時点では、学校によって8月開始・9月開始の両方があります。
欧米式校では8月中旬〜下旬開始の学校も多く、学期日程は一律ではありません。
そのため、転居や本帰国、入学時期を考えるときは、学校ごとのAcademic Calendarを直接確認する必要があります。
インターナショナルスクールでは、一般的に欧米系、韓国系、ベトナム人富裕層、その他アジア系の子どもが多く、日本人が多数派とは限りません。
学校によっては国籍構成のバランスを重視しているところもあり、クラスの雰囲気はかなり違います。

ベトナムのインター校の学費は、2026年時点でも高額です。
公開されている2025/26年度の学費資料を見ると、幼児〜初等で年間3億〜5億ドン台、中等・高等では6億〜8億ドン台に入る学校も珍しくありません。
さらに、授業料以外に次のような費用が追加されることがあります。
そのため、学校比較では授業料だけでなく「初年度総額」で見る必要があります。
多くのインター校では、年齢が低いほど入りやすく、学年が上がるほど審査が厳しくなる傾向があります。
特に中学・高校編入では、英語だけで授業についていけるかが強く見られやすいです。幼児・低学年では、英語力よりも年齢相応の発達や受け入れ枠が重視されやすいです。

インター校は、校舎、図書館、体育館、プール、グラウンド、STEAM設備などが充実している学校が多いです。
一方で、広い敷地を確保しやすい郊外にあることも多く、通学時間が長くなりやすい点は見落としやすいです。
特にホーチミンは渋滞の影響が大きいため、学費だけでなく毎日の送迎負担まで考えて選ぶ必要があります。
同じ「年間授業料」でも、施設費やデポジットを含めた初年度総額は大きく違います。
将来日本の学校へ戻る可能性があるなら、日本語維持や学年接続をどうするかも見ておく必要があります。
英語初心者の子どもが入る場合、EAL/ESLの支援があるかはかなり重要です。
旧記事にもある通り、日本人スタッフが常駐している学校は多くありません。保護者とのやり取りは英語前提の学校が多いです。
違います。IB、British、American、Bilingualでかなり性格が違います。学校名だけで判断しない方が安全です。
内部進学しやすい学校は多いですが、毎年の枠や学力基準、方針変更で条件が変わることがあります。
幼児や低学年なら入りやすいことがありますが、学年が上がるほど難しくなりやすいです。EAL/ESLの有無を確認した方がよいです。
駐在員家庭では会社補助があることもありますが、内容は企業ごとに大きく違います。学校だけでなく勤務先の福利厚生も必ず確認した方がよいです。
ベトナムのインターナショナルスクールは、2026年4月時点でも選択肢が豊富で、幼稚園から高校まで一貫した国際教育を受けられる環境があります。
一方で、学費は高額で、入学審査や英語要件、通学負担も学校ごとの差が大きいです。
学校選びでは、カリキュラム、年間総額、通学時間、英語サポート、日本復帰との相性を一緒に比較するのが失敗しにくい方法です。