<写真:znews.vn>
2025年にタイを訪問したベトナム人観光客数は約60万人となり、前年の約100万人から33%減少したことが、タイ観光・スポーツ省の統計により明らかとなった。
東南アジア地域における主要市場の1つであるベトナムからの急減は、同国における観光業界の動向を大きく揺るがすものとなっている。
同年1月には前年同月を約10%上回る伸びを見せたものの、それ以降は11月まで一貫して前年割れが続いた。
特に5月から8月の夏季ピークシーズンにおいては、月間5万人から6万人程度にとどまり、前年同月の10万人から11万人と比較して大幅な落ち込みを示した。
これにより、ベトナムは東南アジア諸国の中で観光客数の減少率がカンボジア(約50%減)に次いで2番目に高く、他のASEAN諸国が10〜20%程度の減少にとどまる中、突出した減少幅となった。
観光客減少の背景には、タイ南部ハートヤイ県をはじめとする地域で発生した洪水、国境周辺の治安不安、さらには為替の影響による物価上昇が挙げられる。
2025年にはバーツが対米ドルで8%以上上昇し、タイの「手頃な旅行先」としての魅力が薄れたとされる。
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これらの要因を踏まえ、タイ国政府観光庁(TAT)は年間外国人観光客の受け入れ目標を当初の3700万人から3500万人へと下方修正した。
一方で、タイからベトナムへの観光客数は11月末時点で41万5000人を超えており、タイはベトナムにとって11番目に大きな送客国としての地位を維持している。


































