<写真:phunuonline.com.vn>
1月22日午後5時30分頃、ベトナム中部のダナン市ホアスアン地区にて、配車アプリ「Grab」の運転手が乗客に暴行を受ける事件が発生した。
犯行に及んだ乗客は事件から3日後に警察へ出頭した。
被害に遭ったのは、ダナン市ホアスアン区在住のグエン・タイン・フイ氏(29)である。
フイ氏はアプリを通じて呼び出された客を近隣の飲食店で迎え入れたが、その乗客がタバコを持っていたため、車内での喫煙を控えるように注意を促した。
しかし、乗客はこの注意を無視し、暴言を浴びせたうえで喫煙を強行したという。
フイ氏が再三の警告にもかかわらず応じない乗客に降車を求めたところ、乗客は激昂し、ヘルメットで車載モニターやミラーを破壊した。
さらにフイ氏の頭部を殴打する暴行に及ぶとともに、タバコの火によって車内シートを焦がすなどの損壊行為も行われた。
この一連の様子は通行人によって撮影され、SNS上で拡散された。1月25日、地元在住のチュオン・ドン・イー(48)がホアスアン区警察に出頭した。
警察の発表によれば、車両の損害額は数千万ドンにのぼる見込みであり、イーには刑事責任が問われる可能性がある。
ベトナム刑法第178条において、200万ドン(約1万2000円)以上の財産を故意に破壊した場合、6か月以上3年以下の懲役刑が科される規定がある。
また、暴行によってフイ氏が負傷していることから、故意傷害罪の適用も検討されている。
フイ氏は事件後、精神的ショックにより業務を一時中断しており「日銭で生計を立てている者としては、生活への打撃が大きい」と語っている。
本件はサービス業従事者に対する暴力問題を浮き彫りにするものであり、法曹関係者は「いかなるトラブルにおいても、冷静に法に則った対応が求められる」と警鐘を鳴らしている。

































