<写真:svvn.tienphong.vn>
ハノイ中心部に位置する統一公園のバイマウ湖に浮かぶホアビン島が「猫の島」として静かな注目を集めている。
この島は、2025年末に若者たちが野良猫の群れが暮らしている様子をSNSで発信したことをきっかけに、その存在が広く知られるようになり、訪問者が増加している。
ホアビン島は、グエンディンチエウ通り側から最もよく見渡せるが、公園の他の入口からは視認しづらく、長らく一般には知られてこなかった。
現在、島には約30匹の猫と2匹の犬が生息しており、倒木となった古木の根元が猫たちの自然な隠れ家として機能している。
この猫たちは、約20年前に公園職員がネズミの駆除目的で島に移した個体が繁殖し、現在の「猫のコミュニティ」が形成されたものである。
猫たちの世話は、島内にある小さな祠の管理者であるチュ・ゴック・フォン氏らが行っており、乾燥餌の提供に加え、自ら湖で魚を捕まえて食べる猫もいるという。
訪問希望者は、フォン氏が操縦するモーターボートを利用して島へ渡ることができる。
往復の乗船料金は3万ドン(約180円)で、上陸は1回につき10人までに制限されている。
また、猫たちは人間に対して警戒心が強く、環境保全の観点から、島での見学時間は約30分に限定されている。
現在、公園は周辺の4つの通りと接続するために囲いの撤去が進められており、より開放的な空間へと変貌しつつある。
これにより、週末には多くの若者や家族連れが訪れるようになり、「猫の島」は新たな癒しの場として定着しつつある。
一方で、猫への餌の放置やゴミの散乱といった課題も浮上しており、来訪者のマナーと環境保護意識が問われている。
公園内には清掃員の常駐がなく、自主的に清掃活動を行う若者の姿も見られるが、今後はこうした静かな人気が持続するためにも、持続可能な管理体制の構築が求められている。
































