<写真:dantri.com.vn>
ホーチミン市警察は2月2日、1区カウオンラン街区に所在する店舗「Pod Supplier」において、電子タバコを違法に所持・販売していたとして、店主グエン・ゴック・クオック・ウイ容疑者(29)と従業員6人を、禁止品取引の容疑で逮捕・起訴したと発表した。
同店舗には、飲料棚で偽装された隠し部屋が設けられ、そこを倉庫として大量の電子タバコ関連商品が保管されていた。
商品の引き渡しは外部と繋がる小窓を通じて行われており、監視を回避する目的で、深夜の搬入や配送業者を活用した非対面形式の販売手法が採用されていた。
警察による強制捜査の結果、使い捨て電子タバコ、加熱式タバコ本体、リキッド、交換部品、ニコチン入りパックなど、合計2万8657点、推定総額48億ドン(約2832万円)相当の140箱分が押収された。
ウイ容疑者は2024年からこの店舗を拠点に違法販売を主導していた。表向きには合法的な事業として営業許可を取得していたが、実際にはECサイトやSNSを通じたネット販売を行い、非接触型での注文受付、決済、配送を展開していた。
摘発までの約1年間で7100件を超える注文を処理し、収益は40億ドン(約2360万円)以上にのぼっていた。
ウイ容疑者らは、電子タバコが依存性の高いニコチンを含み、健康被害のリスクからベトナム国内では法的に禁止されていることを認識していながらも、営利目的を優先して販売を継続していた。
取り調べに対して「若年層をターゲットにした香料やパッケージデザインを用い、需要の拡大を狙っていた」と供述している。
ホーチミン市警察は「電子タバコは国内で禁止されている製品であり、販売・輸送・広告・保管など一切の行為が刑事処罰の対象となる」と警告している。
今後は、関連するサプライチェーンの全容解明を進めるとともに、違法販売を支えるオンラインプラットフォームの運営者に対しても摘発を拡大する方針である。


































