<写真:danviet.vn>
ベトナムで電動バイクの購入が急増しており、ハノイ市やホーチミン市の販売店ではここ数日、販売台数が通常の3〜4倍に伸びるケースも見られ、燃料価格の上昇や都市部での排出規制への懸念が需要を押し上げている。
特に販売が伸びているのはVinFast、Dat Bike、Yadeaなどの電動バイクブランドである。
ハノイ市のVinFast販売店では、3月10日の午前中だけで約40台が売れ、通常の数倍のペースとなった。
別の店舗でも1日当たり約30台を販売しており、平常時の4〜5倍に達している。展示車の多くはすでに購入者が決まっており、入荷待ちとなるケースも増えている。
Dat Bikeの販売店でも同様の状況が見られる。人気カラーの車種は納車まで約1週間待ちとなっている。
従来は2〜3日で納車できたが、急激な需要増により供給が追いついていない状況である。
ホーチミン市でも需要は増加しているが、ハノイ市ほど急激ではない。
あるVinFast販売店では直近3日間の販売台数が約20台となり、前月1カ月分に相当する水準に達したという。
需要拡大の背景には複数の要因がある。まず、ガソリン価格の上昇により移動コストが増加していることが挙げられる。
さらにハノイ市では、7月から市中心部の一部道路でガソリンバイクの通行を時間帯別に制限する予定であり、将来の規制を見据えて電動バイクへ切り替える動きが強まっている。
ベトナムは東南アジアで最もバイク依存度が高い国であり、旅客交通に占めるバイク利用率は96%に達する。
国内の保有台数は約5800万台で、インドネシアに次ぐ地域2位である。
電動バイク市場も拡大が続いている。2025年にはVinFastが約40万6453台を販売し、前年の約5倍に急増して市場をけん引した。
YadeaやDat Bikeなどのメーカーもこれに追随している。
日本メーカーも電動化への投資を強めている。ホンダは2027年初めにもベトナムで電動バイクの現地生産モデルを投入する計画である。
充電やバッテリー交換のインフラ整備も進みつつあり、電動バイクの普及は今後さらに加速する可能性が高い。






























