<写真:netlife.vn>
ベトナムの電動バイクメーカーであるビンファスト(VinFast)は2025年、販売台数においてヤマハ発動機を上回り、ホンダに次ぐ業界2位の地位に浮上した。
ビンファストの販売台数は前年比473%増の40万6453台に達し、長年2位の座を維持してきたヤマハを逆転した。
ベトナム二輪車メーカー協会(VAMM)の発表によれば、2025年における国内の二輪車総販売台数は261万5057台であり、そのうちホンダが224万5562台を占めた。
一方、VAMM加盟の他4社(ヤマハ、スズキ、SYM、ピアジオ)の合計販売台数は36万9495台にとどまり、非加盟であるビンファストがそれを上回る結果となった。
市場全体の動向については、Motorcycles Dataの統計によれば、2025年のベトナム国内二輪車販売台数は前年比14.9%増の約340万台となった。
この数字には内燃機関車と電動バイクの両方が含まれる。
ホンダは前年比1.3%増とわずかな成長にとどまった一方、ヤマハは17.3%の減少を記録し、業界2位の座を明け渡すこととなった。
ビンファストの急成長は、ハノイやホーチミンなど大都市圏における電動バイク需要の拡大に支えられている。
特に2026年7月からハノイ中心部の環状1号線において、時間帯を限定してガソリンバイクの通行が禁止される予定であり、今後さらに規制範囲が拡大する見通しである。
ビンファストは2025年の販売目標を完全には達成できなかったものの、2026年には市場シェア50%を目指し、ホンダを上回る「業界首位」の座を視野に入れている。
一方、VAMM加盟5社の販売台数は、2021年(新型コロナウイルス禍の影響)および2023年(需要減少)に次ぐ低水準であり、ガソリン車需要の頭打ちを示している。
2026年以降、市場全体は電動化へと大きく舵を切ると見られ、ビンファストに加え、Yadea、Dat Bike、Selex Motorsといった電動バイク専業メーカーの存在感が一層高まると予測されている。
ホンダは2027年に普及価格帯である約2000万ドン(約12万円)の新型電動バイクを投入する計画であり、2026年中頃からは国内での組み立ても開始する方針を示している。
ヤマハも電動バイク用バッテリー交換ステーションの開発に着手しているが、新型車の発売計画については現時点で明らかにされていない。
































