<写真:vietnamnet.vn>
ベトナムでは手足口病の感染が急増しており、保健省傘下の予防医療局によれば、2026年初頭から約3カ月間で全国の感染者数は約2万5094人に達し、前年同期の約5倍に増加した。
死亡例は4件確認されている。
地域別では南部が約1万8031人と全体の約72%を占め、感染の中心となっている。
患者の大半は10歳未満(99.3%)であり、特に保育園や幼稚園に通う1〜5歳児が92.7%を占めている。
手足口病は通年で発生する感染症であり、主に経口感染によって広がる。
例年、3〜5月および9〜10月に感染が増加する傾向がある。
幼児は衛生習慣が十分に身についていないため、感染リスクが高いとされている。
こうした状況を受け、予防医療局は各地の保健当局に対し、予防対策の強化を緊急に指示した。
具体的には、手洗いや衛生的な飲食の徹底、生活環境や玩具の清潔維持といった基本的な衛生管理の周知を求めている。
また、教育機関との連携強化も重視されており、保育施設や幼稚園における対策の徹底が求められている。
教室や遊具の毎日の消毒に加え、「清潔な手・食事・生活環境」といういわゆる「3つの清潔」の実践が必要とされる。
さらに、疑い例の早期発見と報告、感染拡大防止に向けた迅速な対応も不可欠である。
医療機関に対しては、重症例への適切な対応と死亡率の抑制、院内感染の防止が指示されている。
特に、はしかや肺炎など他の感染症との交差感染の防止が重要課題とされている。
当局は今後、監視体制の強化や現地指導を通じて、感染拡大の抑制に全力で取り組む方針である。


































