<写真:baomoi.com>
ベトナム中部ゲアン省で、別居中の妻への嫉妬から男性が妻の同伴者を刺殺し、無期懲役判決を受けた事件がある。
その事件によって、残された子ども3人と高齢の祖母を含む一家全体が深い困窮に追い込まれている。
グエン・ドゥック・クオン被告(39)は3月23日、ゲアン省人民裁判所で殺人罪により無期懲役を言い渡された。
起訴状によると、クオン被告は2024年12月31日夜、警備員としてバーで勤務していた。
その際に別居中の妻ホー・ティ・ニー(32)が外国人男性とともに店を出て下宿先へ向かう姿を目撃した。
その後、クオン被告は後を追って部屋に押し入り、妻を襲撃したうえ、制止に入った男性を刺して死亡させた。
ニーも負傷し、傷害率は23%と認定された。
夫婦はかつて海外就労中に知り合い、帰国後に結婚して3人の子どもをもうけた。
しかし、2024年半ば以降に関係は悪化し、同年10月には妻が家を出て別居していた。
クオン被告は公判で、長期間にわたる不満と嫉妬が積み重なり、犯行時に自制心を失ったと述べた。
法廷では繰り返し後悔の言葉を口にし、元妻や子どもたちへの謝罪も表明した。
しかし、事件の影響は加害者本人にとどまらず、家族全体に重くのしかかっている。
3人の子どもは両親の離別と父親の服役という現実に直面し、現在は70歳の祖母ホー・ティ・ホアンが主に世話を担っている。
ホアンは夫に先立たれ、厳しい生活の中で子どもを育ててきたという。
今は親族や近隣住民の支援を受けながら、孫たちの生活と通学を支えている状況である。
被害者として出廷したニーは、すでに離婚手続きが完了していると説明し、クオン被告への減刑を求める一方で、賠償は請求しなかった。
審理では、家庭内の対立が適切に解消されないまま蓄積し、重大事件へと発展した点が指摘された。
裁判所は、わずかな感情の爆発が一家の崩壊を招いたとして、この事件を家庭内暴力と感情統制の重要性を示す事例と位置づけた。


































