<写真:vietnam.vn>
ベトナム統計総局は、2026年1〜3月期の国内総生産(GDP)が前年同期比7.83%増となったと発表した。
世界経済の不透明感が続く中、内需の拡大とサービス業の成長が全体を押し上げた。
産業別では、サービス部門が付加価値全体の50%超を占め、最大の成長寄与となった。
旧正月(テト)期の消費需要の拡大や訪越外国人の増加を背景に、同部門の付加価値は8.18%増加した。
工業・建設分野も公共投資の拡大を追い風に堅調で、全体では9.01%増、このうち加工・製造業が9.73%増と成長をけん引した。
農林水産業も3.36%増と安定的に推移した。
経済構造は、農林水産業が10.89%、工業・建設が37.15%、サービスが43.45%を占め、前年とほぼ同様である。
貿易面では輸出入総額が約2495億ドル(約34兆4250億円)で前年同期比23%増となった。
しかし、輸入の伸びが輸出を上回り、貿易収支は36億4000万ドル(約5460億円)の赤字となった。
企業動向では、新設および事業再開企業が約9万6000社と31.7%増加した一方で、撤退・解散も増加し、月平均で約3万600社が市場から退出した。
追加登録資本は約1兆3000兆ドン(約78億円)で、前年同期比5.1%減少した。
物価面では、消費者物価指数(CPI)が前年同期比3.51%上昇し、3月は過去5年で最も高い伸びとなった。
グエン・ティ・フオン統計総局長は、マクロ経済は安定しインフレも抑制されていると評価する一方で、外部環境の変動に伴うリスクは続いていると指摘した。
その上で政府に対し、燃料価格の調整や公共料金の見直し時期の分散など、柔軟な物価管理と企業支援策の強化を求めた。
































