<写真:dantri.com.vn>
ベトナムのハノイ市当局は、低排出区域(LEZ)の導入に伴い、ガソリン二輪車の規制を段階的に実施する方針を明らかにしている。
ハノイ市建設局によれば、2026年7月1日から試験的に規制を開始するが、環状1号線全域で一律に適用するのではなく、対象区域や時間帯、対象者を限定した柔軟な運用とする。
本施策は2025年11月26日発行のハノイ市人民評議会決議57/2025に基づくものであり、大気汚染対策の一環として推進される。
規制の導入により、市民には電動車への転換や公共交通の利用が促される見通しである。
公共交通の受け皿整備も進められている。
環状1号線内には都市鉄道2路線(カットリン〜ハドン線、ニョン〜ハノイ駅線)が整備されており、1日当たり約46万2000人の輸送能力を有する。
そのほか、45の補助対象バス路線も運行している。
さらに、2026年第2四半期までに公共自転車の拡充や小型電動バス路線の導入も検討されている。
加えて、ハノイ市は区域境界部に駐車場を整備し、自家用車から公共交通への乗り換えを促進する計画であり、すでに210カ所以上の候補地を特定している。
電動車の普及に向けては、充電設備やバッテリー交換ステーションの整備も進められている。
集合住宅における安全基準の整備と並行して、公共空間への小型交換設備の設置が検討されている。
低排出区域は、まずホアンキエム湖周辺の小規模エリアで試行され、2026年末まで実施される。
- ご利用の流れ
その後、ホアンキエム区中心部へ拡大し、3〜5年で環状1号線全域へ、さらに環状2号線、3号線へと段階的に拡大される計画である。
背景には、2025年7月に首相が発出した指示20がある。
2026年7月までに環状1号線で化石燃料二輪車の走行禁止、2028年には同区域で四輪車も含めた規制強化、2030年には対象区域のさらなる拡大が求められている。
ハノイ市は低排出区域の導入を大気汚染改善に向けた重要施策と位置付けており、社会的影響を抑えつつ段階的な移行を図る構えである。





































