<写真:dttc.sggp.org.vn>
ベトナムでは猛暑の影響により電力需要が急増し、2026年に入ってから最高水準を記録した。
電力運用機関である国家電力系統・電力市場運用会社(NSMO)によれば、全国の最大消費電力は午後3時55分に5万1691MWに達し、前年同期比で約12%の増加となった。
1日当たりの総電力消費量は約10億7800万kWhに上り、3月末比で約7000万kWh増加、前年同期比では15.2%増となっている。
地域別では北部が約5億100万kWhで全体の46.6%を占め、南部が43.5%、中部が9.9%と続く構成である。
需要増加の主因は広範囲に及ぶ猛暑である。各地で気温は37〜40度に達し、一部では40度を超えるなど極端な高温が観測された。
この高温により冷房需要が大きく押し上げられ、電力消費の急増につながったとみられる。
電源構成を見ると、石炭火力が約6億2660万kWhで全体の58.1%を占め、依然として主力電源である。
これに水力が17.4%、ガス火力が9.6%、太陽光が5.3%、風力が3.6%と続いている。
電力当局は発電所を最大限稼働させることで需給バランスを維持しており、現時点では電力系統は安全かつ安定的に運用されているとしている。
- ご利用の流れ
ただし、ベトナム国家水文気象予報センターは、今後も中部を中心に40度を超える猛暑が継続する可能性を指摘している。
電力需要のさらなる増加と一部地域における局地的な過負荷リスクが懸念されている。
こうした状況を踏まえ、当局は家庭および企業に対し、ピーク時間帯の使用抑制など節電の徹底を呼びかけている。
































