<写真:doanhnghieptiepthi.vn>
ハノイ市はホアンキエム区中心部において、時間帯ごとにガソリンバイクの通行を制限する低排出区域の試行導入を計画している。
ハノイ市人民委員会の提案によると、第1段階(7月1日〜12月31日)として、ホアンキエム区内で低排出区域の試験運用を実施する。
対象はチャンティエン、ハンカイ、レータイトー、ハンダオ、ハンガン、ハンブオム、マーマイ、ハンバック、ハンマム、グエンフーフアン、リータイトーの11路線となっている。
面積は約0.5k㎡、周囲は約3.5km、人口は約2万人である。
同区域では、配車アプリを利用したバイクタクシーなど営業用のガソリンバイクは全面的に通行禁止とする。
一般のガソリンバイクについては、金曜日の18時から24時、土曜日と日曜日の6時から24時まで通行が禁止される。
貨物車については、2トン未満で排出ガス基準レベル4を満たす車両はラッシュ時以外に限り通行可能とする。
2トン以上3.5トン未満の車両は同基準を満たした上で、21時から翌6時までの通行に限定され、ハノイ市公安の書面承認が必要となる。3.5トン以上の貨物車は通行禁止とする。
16座席以上の乗用車(バスおよびスクールバスを除く)は、ホアンキエムおよびクアナム両地区の旧市街とホアンキエム湖周辺で、排出ガス基準レベル4を満たす必要がある。
これらの車両は毎日6時から9時、16時から19時30分まで通行が禁止される。
バスおよびスクールバスも同様に排出ガス基準レベル4の適合が求められ、16座席未満の化石燃料車も同基準の遵守が必要となる。
第2段階(2027年1月1日〜12月31日)では、対象区域をホアンキエムおよびクアナム街区に拡大する。
第1段階の区域に加え、グエンズー、ハントゥエン、チャンフンダオ、チャンカインズー、チャンクアンカイ、チャンニャットズアット、ハンダウ、クアドン、リーナムデー、トンタットティエップ、ディエンビエンフー、ハンボン、クアナム、レーズアンの14路線が追加される。
第3段階(2028年1月1日〜2029年12月31日)では、第1環状線内全域へ拡大する計画で、面積は26k㎡超、周囲は25km、人口は約62万5000人となる。
対象範囲はホアンカウ、デーラータイン、オーチョーズア、サーダン、ダイコーベト、チャンカットチャン、グエンコアイ、チャンカインズー、チャンクアンカイ、チャンニャットズアット、イエンフー、ギータム、アウコー、アンドゥオンブオン、ラックロンカン、ブオイ、カウザイの各道路に囲まれた9地区である。
同計画は、ハノイ市議会決議57/2025に基づき、第1環状線における低排出区域の導入を具体化するもので、2026年7月1日からの実施を目指す。
ハノイ市によると、近年は都市中心部を中心に大気環境の質が低下する時期があり、人口密度の高さや交通量の多さ、経済活動の集中が要因となっている。
農業・環境省の2023年から2025年の研究では、微小粒子状物質PM2.5の発生源として、交通が25%、建設や道路粉じんが20%、焼却が12%、二次生成を含む工業などが27%、その他が6%とされている。
ハノイ市内の排出源内訳では、交通が59%、道路粉じんや建設が28%、焼却や生活活動が11%、工業が2%を占める。
ハノイ市には現在、約690万台のバイクがあり、このうち第1環状線内には約45万台が集中している。
今回の計画は、高排出車両の中心部流入抑制や公共交通の整備、クリーンエネルギー車の普及、監視技術の活用などを進める基盤と位置づけられている。

































