<写真:danviet.vn>
ベトナムの複合企業ビングループ(Vingroup)が、株価上昇を背景に東南アジアの時価総額上位5社入りを果たした。
同社株(VIC)は4月24日の取引終了時点で1株当たり21万2000ドン(約1300円)超となり、過去1カ月で約60%上昇した。
これにより時価総額は1600兆ドン(約9兆6000億円)超に達し、ベトナム株式市場で首位となった。
市場データによると、同社の時価総額は東南アジアで第4位となり、DBS Group、Delta Electronics、OCBC Bankに次ぐ位置に付けた。
ベトナム企業が同ランキングで上位入りするのは初めてである。
最大の時価総額を持つのはシンガポールのDBSグループで1265億ドル(約19兆円)で、タイのデルタ・エレクトロニクスも1000億ドル(約15兆円)超の規模となっている。
また、同社の企業価値はアジア全体でも、韓国のKiaやKB Financial Group、Shinhan Financial Group、日本のNintendo、Panasonic、Sumitomo、Daikinなどを上回る水準となっている。
ビングループは電気自動車、技術、不動産、インフラ、エネルギー、鉄鋼など多分野で事業を展開する。1993年にファム・ニャット・ヴォン氏がウクライナで創業した。
2026年は売上高485兆ドン(約2兆9000億円)、純利益35兆ドン(約2100億円)を計画しており、それぞれ前年から約46%増、約3倍となる見込みである。
同グループの上場企業にはVinFast、Vinpearl、Vinhomes、Vincom Retailがある。
さらに、2026年4月22日の年次総会で、配車サービス企業のGreen SMについて新規株式公開(IPO)を実施する方針が示され、数カ月以内に準備を進めるとしている。
グリーンSMは2023年設立で、資本金は43兆ドン(約2600億円)超である。
電気自動車ブランドの車両を活用した配車サービスを展開しており、2025年第4四半期には国内の四輪配車分野で取引総額ベースのシェア51.5%を占め首位となった。
また、同氏は電気自動車事業のVinFastについて、2026年にベトナム国内でEBITDA黒字化を達成し、翌年には世界規模でも黒字化する可能性があるとの見通しを示した。