ホーチミンでは、街なかや住宅街、ショッピングモールの近くなど、さまざまな場所で薬局を見かけます。
日本にも薬局やドラッグストアは多いですが、ベトナムで薬を買うとなると「言葉が通じるの?」「どこで買えば安心?」と不安になりますよね。
「ホーチミンで薬局をよく見かけるけど、買い方がわからない……」「ベトナムの薬って大丈夫なの?」
今回はそんな方に向けて、2026年時点のホーチミンの薬局事情や、薬局を利用する際の注意点、比較的使いやすい主要チェーンをわかりやすく紹介します。
ベトナムには薬局が非常に多く、観光客や在住外国人でも利用しやすいのが特徴です。ホーチミンでは特に、Pharmacity、FPT Long Châu、An Khangなどの大手チェーンが広く展開しており、以前よりも価格表示や在庫確認がしやすく、入りやすい環境になっています。
もちろん、体調が悪いときは病院に行くのが基本です。ただ、軽い風邪症状、のどの痛み、胃腸の不調、湿布や整腸剤、日焼け止め、絆創膏などを買いたいときは、薬局が便利です。
一方で、ベトナムでは薬局で比較的いろいろな薬にアクセスしやすい反面、薬の選び方を間違えるとリスクもあるため、日本より慎重に使う意識が大切です。
また、店舗によっては英語が通じることもありますが、ローカル薬局ではベトナム語中心の対応が一般的です。最近は大手チェーンのアプリやWebサイトで商品を確認したり、配送を頼めたりするケースも増えています。
ベトナムでは薬を買いやすい一方で、注意すべき点もあります。実際に利用する前に、次のポイントを押さえておきましょう。
日本のお薬手帳のように、過去の処方やアレルギー、飲み合わせを一元管理してもらえるとは限りません。
そのため、自分で服用歴を管理することが大切です。特に以下はスマホのメモに残しておくと便利です。

ベトナムの薬局では、薬を比較的買いやすい一方で、自己判断で薬を重ねて飲むことは避けたいところです。
特に、風邪やインフルエンザのようなウイルス性疾患に対して抗生物質を自己判断で使うのはおすすめできません。WHOも、ベトナムでは抗菌薬の不適切使用が薬剤耐性の課題になっていると注意喚起しています。
「とりあえず強そうな薬を飲む」のではなく、症状に合った薬かどうかを確認することが重要です。
以下のような症状がある場合は、薬局で済ませようとせず、病院やクリニックを優先しましょう。
ベトナムでは同じような症状向けの薬が複数あり、見た目やパッケージだけでは判断しにくいことがあります。
少なくとも以下は確認しておくと安心です。
ローカル薬局では日本語は基本的に通じません。英語も店舗やスタッフによって差があります。
そのため、症状をGoogle翻訳を使ってベトナム語で見せるのがおすすめです。
ホーチミンには多くの薬局がありますが、2026年時点では、まずは大手チェーンを使うのが安心です。価格表示、在庫、営業時間、店舗数の面で使いやすく、比較的入りやすいのが理由です。
現在のホーチミンで、まず候補に入れやすいのがFPT Long Châuです。ベトナム全国で大規模展開しており、公式サイト上でもホーチミン市内の店舗を多数確認できます。
一般用医薬品、処方薬、サプリ、医療用品まで幅広く扱っており、「まず近くで薬局を探したい」ときに使いやすい代表格です。
Pharmacityもホーチミンで非常に見かける大手チェーンです。公式情報でも全国1,000店舗超のネットワークを掲げており、1区、3区、ビンタイン区、7区、ゴーバップ区など幅広いエリアに店舗があります。
アプリやWebで店舗検索しやすく、観光客・在住者ともに使いやすいチェーンです。比較的遅くまで開いている店舗や、エリアによっては24時間営業の店舗もあります。
An Khangは全国展開している薬局チェーンで、ホーチミンにも店舗があります。薬だけでなく、ヘルスケア用品や日用品も探しやすいのが特徴です。
店舗数自体はPharmacityやLong Châuほどの存在感ではないエリアもありますが、近くにあれば十分選択肢になります。
Guardianは、厳密には「ドラッグストア寄り」の使い方がしやすいチェーンです。スキンケア、日用品、衛生用品、サプリ、軽めのヘルスケア用品を探したいときに便利です。
一方で、処方薬や病気向けの医薬品は、PharmacityやLong Châuのほうが探しやすいことが多いです。
2025年以降、ホーチミンでは日本系ドラッグストアのTsuruhaも話題になっています。日本ブランドの衛生用品、日用品、ヘルスケア商品を探したい方には候補になります。
「できるだけ日本で見慣れた商品に近いものを買いたい」というときにはチェックしやすい選択肢です。
結論として、迷ったら以下の基準で選ぶと使いやすいです。
| 目的 | 向いている店 |
|---|---|
| 風邪薬、胃腸薬、一般的な医薬品を探したい | Long Châu、Pharmacity、An Khang |
| 日用品、衛生用品、化粧品も一緒に見たい | Guardian、Pharmacity、Tsuruha |
| 日本系の商品を見たい | Tsuruha |
| 深夜や急ぎで近場を探したい | PharmacityやLong Châuの店舗検索を優先 |
ホーチミンの薬局では、まず症状を伝えるところから始まります。ローカル薬局でも、症状を簡単に説明できれば対応してもらえることは多いです。

伝え方は、身振り手振りでもある程度通じますが、スマホの翻訳アプリや症状メモを見せるとかなりスムーズです。
たとえば、以下の順番で伝えるとわかりやすいです。

ベトナムでは、薬を箱単位だけでなく、必要な日数分だけ小分けで渡されることもあります。これは今でも見かけることがありますが、店舗や薬の種類によって対応は異なります。
ただし、便利だからといって中身を十分確認せずに飲むのは危険です。何の薬か、1日何回か、何日飲むのかは必ず確認しましょう。
次のような場合は、薬局よりも病院やクリニックの受診を優先してください。
日本語で相談したい場合は、日系クリニックや日本語対応のある医療機関を利用するほうが安心です。
今回はホーチミンの薬局事情を2026年版として更新しました。現在のホーチミンでは、大手チェーン薬局が増え、以前より薬を買いやすくなっています。
一方で、薬を買いやすいからこそ、自己判断で強い薬や抗生物質に頼りすぎないことが大切です。
軽い不調なら薬局を活用しつつ、症状が重いときや長引くときは、無理せず病院を受診しましょう。