ベトナムでの生活は実際どうなの? 治安、医療、日本食、移動手段、住居、通信環境など、移住・赴任前は不安が多いですよね。
ホーチミン・ハノイ・ダナンには日本人向けのサービスが増えており、都市部であれば比較的暮らしやすい環境が整っています。一方で、交通事故、スリ、医療費、ビザ・住居契約など、日本とは違う注意点もあります。
この記事では、2026年4月時点のベトナム生活に必要な基本情報を、これから赴任・移住・長期滞在する日本人向けにまとめました。
ベトナムは東南アジアの中でも比較的治安が安定しており、日本人向けの病院、飲食店、学校、不動産サービスも増えています。ホーチミン・ハノイ・ダナンの都市部であれば、生活インフラに大きく困ることは少ないでしょう。
一方で、外務省はベトナムについて危険情報は出していないものの、スリ、置き引き、ひったくり、交通事故、タクシートラブルなどへの注意を呼びかけています。特に交通事情については、歩行者・バイク利用者ともに十分な注意が必要です。
| 項目 | 生活しやすさ | 注意点 |
|---|---|---|
| 治安 | 比較的良好 | スリ・ひったくり・詐欺に注意 |
| 医療 | 都市部は日系・外資系病院あり | 医療費が高額になる場合あり |
| 食事 | 日本食・多国籍料理が豊富 | 屋台・ローカル店は衛生面に注意 |
| 交通 | Grabが便利 | 交通事故リスクが高い |
| 住居 | 家具付き物件が多い | 契約・デポジット確認が重要 |
| 通信 | 都市部は安定 | SIM登録・住所登録が必要な場合あり |

2026年4月時点で、外務省の海外安全ホームページではベトナム全土に危険情報は出ていません。ただし、都市部ではスリ、置き引き、ひったくり、ぼったくり、タクシートラブルなどが継続的に発生しています。
2025年のGlobal Peace Indexでは、ベトナムは世界38位とされ、国際的にも比較的平和度の高い国として評価されています。ただし、これは「犯罪被害に遭わない」という意味ではありません。
ベトナムの公用語はベトナム語です。ホーチミン・ハノイ・ダナンの中心部では、ホテル、カフェ、レストラン、外資系病院などで英語が通じる場面も増えています。
ただし、タクシー運転手、ローカル市場、役所、警察、アパート管理人などでは英語が通じないことも多く、日常生活では翻訳アプリが必須です。
2025年のEF英語能力指数では、ベトナムは123カ国・地域中64位で、英語力は「標準的」水準とされています。
都市部の若年層は英語を話せる人もいますが、生活全般を英語だけで完結させるのは難しい場面があります。
ベトナム生活で最も注意したいのが交通です。外務省も、ベトナムでは自動車・バイク・自転車が通行区分や規制を守らず走行するケースがあり、交通事故に十分注意するよう呼びかけています。
都市部では、タクシーよりもGrabの利用が一般的です。料金が事前に表示され、ドライバー情報やナンバープレートも確認できるため、旅行者・在住者ともに使いやすい移動手段です。



空港や観光地で声をかけてくる白タク、メーターを使わない車、料金交渉をしてくる車は避けましょう。初めての方はGrabか大手タクシーの利用が安心です。
ベトナムの医療水準は、ローカル病院と外資系・日系クリニックで大きく異なります。
軽い風邪や胃腸炎であれば都市部のクリニックで対応できますが、重症の場合や専門治療が必要な場合は、バンコク・シンガポール・日本への搬送が検討されるケースもあります。
海外旅行保険、駐在員向け医療保険、キャッシュレス対応の有無は、渡航前に必ず確認しておきましょう。
ホーチミン、ハノイ、ダナンには日本食レストランが多数あります。定食、ラーメン、寿司、焼肉、居酒屋、カレー、うどんなどジャンルも豊富で、長期滞在でも食事面のストレスは比較的少ないです。
ただし、日本食はローカル料理より高く、日本と同程度またはそれ以上の価格になることもあります。

フォー、バインミー、ブンチャー、コムタム、春巻きなど、ベトナム料理は日本人にも親しみやすい味が多いです。ローカル店なら1食5万〜10万ドン程度で食べられることも多く、生活費を抑えたい方には便利です。
一方で、屋台やローカル店では衛生状態に差があります。生野菜、氷、加熱不足の肉・魚介類には注意しましょう。
ホーチミンやハノイでは、イタリアン、フレンチ、韓国料理、中華、タイ料理、インド料理なども充実しています。外国人居住エリアでは、週末に行きたくなるレストランやカフェも多くあります。
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ベトナムに住む日本人は、主にサービスアパート、コンドミニアム、ローカルアパートのいずれかを借りるケースが多いです。
| 住居タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| サービスアパート | 家具・掃除・洗濯サービス付きが多い | 単身赴任・初めての海外生活 |
| コンドミニアム | プール・ジム付き物件も多い | 家族帯同・長期滞在 |
| ローカルアパート | 家賃は安いが管理面に差がある | ベトナム生活に慣れた人 |
契約時は、家賃に含まれるもの、デポジット返金条件、退去通知期間、電気代、水道代、管理費、インターネット代を必ず確認しましょう。
ベトナムの都市部では、スマホ通信・Wi-Fiともに比較的安定しています。Viettel、Vinaphone、Mobifoneなどの大手通信会社があり、旅行者向けSIMや長期滞在者向けプランも利用できます。
在住者の場合、銀行口座、デリバリー、配車アプリ、行政手続きなどでベトナムの電話番号が必要になる場面が多いため、早めに現地SIMを用意しておくと便利です。
ベトナムではキャッシュレス決済が広がっていますが、ローカル店や市場では現金が必要です。都市部ではクレジットカード、MoMo、ZaloPay、銀行アプリ決済なども普及しています。
外国人が銀行口座を開設する場合、パスポート、ビザ、労働許可証、レジデンスカード、雇用契約書などを求められることがあります。
条件は銀行や時期によって変わるため、勤務先や不動産会社に確認するのが確実です。
家族帯同でベトナムに住む場合、教育環境の確認は非常に重要です。ホーチミンとハノイには日本人学校があり、日系幼稚園や日本式幼児教育施設、インターナショナルスクールもあります。
ダナンはホーチミン・ハノイに比べると日本人向け教育施設の選択肢が限られるため、年齢や進学予定に応じて事前確認が必要です。

ベトナム在住でも、日本のテレビや動画配信サービスを利用している日本人は多くいます。
インターネットテレビ、VPN、TVer、Netflix、YouTubeなどを組み合わせれば、日本語コンテンツにも困りにくいでしょう。
現地SIM、Grab、Zalo、海外旅行保険または医療保険、当面の現金、滞在先住所、緊急連絡先を準備しておくと安心です。
日本人向けサービスを中心に利用すればある程度可能ですが、日常生活ではベトナム語や英語が必要な場面があります。翻訳アプリとZaloは必須です。
ローカル病院は比較的安いですが、外資系・日系クリニックは高額になることがあります。保険なしで受診すると負担が大きいため、医療保険への加入をおすすめします。
生活スタイルによります。ローカル中心なら抑えられますが、サービスアパート、日本食、インター校、外資系医療を利用すると日本並み、またはそれ以上になる項目もあります。
ベトナムは、都市部であれば日本人向けのサービスが多く、比較的暮らしやすい国です。日本食、日系病院、配車アプリ、デリバリー、インターネット環境も整っており、初めての海外生活でも適応しやすい環境があります。
一方で、交通事故、医療費、住居契約、スリ・ひったくり、ビザ・労働許可など、日本とは異なる注意点もあります。快適に生活するためには、渡航前の情報収集と、現地で頼れる相談先を持つことが重要です。
📌本記事は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。ビザ、医療機関、店舗、サービス内容は変更される場合があるため、利用前に必ず最新情報をご確認ください。