ベトナムでバイク免許を取得するにはどうしたらいいのか、年齢制限や取得方法、日本の免許からの切替について詳しく知りたい方も多いですね。
結論から言うと、ベトナムでは日本の運転免許証も、日本で発行された国際運転免許証もそのままでは使えないです。
ベトナムで合法的にバイクを運転するには、日本の二輪免許からベトナム免許へ切り替えるか、現地で試験を受けて取得する必要があります。
今回は、2026年4月時点の制度に合わせて、ベトナムでの生活に便利なバイク免許の取得方法や、日本の免許からの切替方法、運転時の注意点をわかりやすく紹介します。

ベトナムではバイクの台数が非常に多く、交通の流れも日本とはかなり違います。ルールを知らないまま運転すると、事故やトラブルのリスクが高くなります。
ベトナムは右側通行です。日本とは逆なので、渡航直後は特に感覚が狂いやすく、交差点や右左折時に注意が必要です。
交差点では、標識や現地運用により、赤信号でも右折可能な場面があります。そのため、歩行中も運転中も「信号が赤だから完全に止まるはず」と思い込まないほうが安全です。
ベトナムでは、バイク運転時のヘルメット着用が義務です。しかも、ただ被ればよいのではなく、規格に合ったヘルメットを正しく着用することがより重視されています。
2025年以降は交通違反の罰則が厳しくなっているため、あご紐を締めていない、簡易すぎるヘルメットを使う、といった状態も避けた方が安心です。
飲酒運転はベトナムでも厳しく取り締まられています。近年は取り締まりが強化されており、飲酒後は「少しだけなら大丈夫」と考えないことが大前提です。
夜間や会食後は、自分が運転しない前提で、Grabなどの配車アプリを使うのが安全です。
日本で発行された国際運転免許証は、ベトナムではそのまま有効ではありません。したがって、日本で国際免許を取っても、それだけでベトナムで合法的にバイクを運転できるわけではありません。
2025年以降、ベトナムの免許区分は再編されました。バイク関係で押さえておきたいのは次の2つです。
| 免許区分 | 運転できる車両 | 有効期間 |
|---|---|---|
| A1 | 125cc以下の二輪車、または11kW以下の電動二輪車 | 無期限 |
| A | 125ccを超える二輪車、または11kWを超える電動二輪車 | 無期限 |
以前の情報では「A1=175cc未満」「A2=175cc以上」と説明されることが多かったですが、2026年時点ではその説明は古いため注意が必要です。
なお、2025年1月1日より前に発行されたA1免許については、更新や再発行の有無などで扱いが変わる可能性があるため、古い免許を持っている方は個別確認が安心です。
一般的には、旧制度下で発行されたA1免許は、一定条件下で従来範囲の車両を引き続き運転できる扱いがあります。
ベトナムでバイク免許を持つ方法は、大きく分けると次の2パターンです。
2026年時点でのA1免許は、125cc以下の二輪車向けです。日本で自動二輪免許を持っている場合は、その免許内容に応じてベトナム免許へ切り替える方法が一般的です。
一方、日本の普通自動車免許しか持っていない場合は、それだけではベトナムでバイクを運転できません。
日本国大使館の案内でも、普通車のみの免許を切り替えた場合、運転可能なのは普通車のみであり、バイクは運転できないとされています。
そのため、バイクを運転したい場合は、
といった流れになります。
125ccを超えるバイクを運転したい場合は、現在はA免許が必要です。
日本で大型二輪など該当する免許を持っている場合は、切替の対象になる可能性があります。大型車両を乗る予定がある方は、切替前に対象範囲を交通当局へ確認した方が確実です。
ベトナムで試験を受けて免許を取得する場合、2025年以降の制度では、A1・A・B1の試験は理論と場内実技で構成されます。
また、2025年3月以降の制度では、理論に不合格でも実技を先に受けられること、合格した科目は1年間結果保存されることが案内されています。
以前より受験しやすくなった面もありますが、試験の申込み方法や運営は地域差もあるため、実際に受ける場合は現地窓口へ確認するのが安心です。

ベトナムでは、日本の免許を切り替えることで合法的に運転できるようになります。担当窓口ではベトナム語中心の対応になることも多いため、必要書類は事前に揃えておくことが大切です。
日本国大使館が案内する代表的な窓口は以下の通りです。
ハノイ市交通運輸局
所在地:2 Phung Hung, Ha Dong, Hanoi
所在地:16 Cao Ba Quat, Ba Dinh, Hanoi
ハイフォン市交通運輸局
所在地:1 Cu Chinh Lau, Hong Bang, Haiphong
ダナン市交通運輸局
所在地:24 Tran Phu, Hai Chau, Danang
ホーチミン市については、受付場所や運用が変わることがあるため、来庁前に現地の交通当局または利用予定の代行・翻訳窓口へ確認するのがおすすめです。
日本国大使館案内ベースでは、一般的な必要書類は以下です。
翻訳文は、ベトナム公証役場での公証が必要と案内されています。地域やケースにより必要書類の解釈が変わることもあるため、提出前に最新版を確認したほうが安全です。
大使館案内では、一般的な所要時間は申請受理後5業務日、手数料は135,000ドンとされています。
ただし、窓口の混雑や不備対応で前後することもあるため、実際にはもう少し余裕を見ておくのがおすすめです。
A1免許とA免許は、制度上は無期限です。
ただし、日本の免許から切り替えて発給されるベトナム免許証は、ベトナム滞在許可期間または日本の免許の有効期間のうち、短い方が基準になると案内されています。
つまり、「A1・Aは無期限」という制度と、「外国免許からの切替で発給される免許証の有効期間」は分けて理解しておく必要があります。
ベトナムでの生活にはバイクがあると便利ですが、免許制度は2025年以降かなり変わっているため、古い情報のまま動くのは危険です。
2026年時点では、A1は125cc以下、Aは125cc超が基本で、日本の普通車免許だけではバイクは運転できません。日本の二輪免許からの切替、または現地試験が必要です。
また、交通ルールや罰則も厳しくなっているため、免許を取ることだけでなく、安全運転と現地ルールの理解がとても重要です。