<写真:vneconomy.vn>
タイ観光業界は急成長を遂げるベトナム観光への対抗策として、政府に対し「観光戦略室(War Room)」の設置を提言した。
タイホテル協会(THA)のティエンプラシット・チャイヤパッタラヌン会長は、政府と民間の連携による戦略的かつ迅速な対応体制の構築が急務であると訴えている。
この提案の背景には、ロシアやポーランドをはじめとする東欧諸国の旅行者がタイよりもベトナムを選ぶ傾向が強まっている現状がある。
特にロシアからの訪問者数は2025年末にかけて前年比の2倍に達し、団体旅行の主流もタイからベトナム中部へと移行しつつある。
こうした変化の一因として、ベトナムが新たな観光施設や宿泊施設を次々に整備している一方で、タイはバーツ高による価格競争力の低下やインフラの老朽化といった課題を抱えていることが挙げられる。
専門家によれば、タイの観光サービス価格はベトナムよりも15〜20%高いとされる。
提案された観光戦略室は、航空会社やホテル業界と連携し、為替の変動に応じた価格調整策や広告戦略の見直しを担う司令塔としての役割を果たす。
また、ベトナムが急速にシェアを拡大しているロシアやポーランド市場に対しては、直接的なプロモーション活動を展開する方針である。
日本語対応可能なスタッフが常駐し日本人医師が診察を行っているため、予約〜診察、清算まで日本語で対応可能です。
保険の適用も条件を満たしている場合に適用可能です。
2025年のベトナムにおける外国人観光客数は、前年比18%増の2100万人を超え、2019年比でも117%と完全回復を果たした。
一方、タイは約3300万人と、目標の91%にとどまり、中国市場では30%の減少を記録した。
チャイヤパッタラヌン会長は「タイには依然として多くのリピーターがいるが、ベトナムとの競争力の差は2026年にさらに縮小する可能性が高い。いまこそ本格的な対策が求められている」と警鐘を鳴らしている。
































