<写真:tuoitre.vn>
ハノイ市において、電子タバコを「従来の紙巻きタバコより害が少ない」と誤って認識して使用していた20歳の男性が、深刻な呼吸不全に陥り、人工呼吸器を装着する重体となった。
男性は病院に搬送された時点で昏睡状態にあり、肺に著しい損傷が認められた。
患者はハノイ市の108中央軍病院救命集中治療センターに搬送され、医師によると、電子タバコ使用後に疲労感や呼吸困難を訴え、急速に意識障害へと進行したという。
集中治療が行われた結果、発症から3日後に意識を回復し、最終的には退院可能となった。
同病院の内科集中治療・中毒科の医師らは、電子タバコに含まれる液体にはニコチンだけではなく、多様な添加物、溶剤、香料などが含まれており、加熱によって有害な化学物質が発生しやすいと警告している。
特に出所の不明な製品には、向精神薬や液体型麻薬が混入している例も報告されており、若年層の神経系に深刻な影響を与える可能性がある。
2025年1月1日から、ベトナムでは電子タバコおよび加熱式タバコの製造・販売・輸入・使用が全面的に禁止されている。
しかし、現時点においてもこれらの製品は非合法に流通しており、規制の実効性が問われている。
医師は電子タバコ使用後に「吐き気、嘔吐、頭痛、めまい、胸痛、呼吸困難、動悸、けいれん、意識障害」などの症状が見られた場合には、速やかに医療機関を受診すべきであると強調している。
また、家庭や学校、地域社会が連携し、青少年に対する健康教育および啓発活動を一層強化する必要があると訴えている。





























