<写真:cafef.vn>
中国最大のフードデリバリー企業である美団が、ベトナム市場への参入準備を進めていることが明らかになった。
現地法人の登録や人材募集を開始しており、本格展開に向けた動きであるとみられる。
税務情報によれば、同社は「Meituan Technology Vietnam Company Limited(美団科技ベトナム)」の名称で事業登録を行い、所在地をホーチミン市アンカイン街区に置いている。
主な事業内容は「情報技術サービスおよび関連コンピューターサービス」である。
ベトナム国内の求人サイトには、同社を「美団ベトナムにおける正式認可代理店」と紹介する募集情報が掲載されている。
事業開発(BD)職の月給は2000万〜3000万ドン(約12万〜18万円)とされ、2026年2月までの採用を予定している。
募集職種はメディア担当や会計職など計5職種に及び、一部の職種では中国語能力が求められている。
調査会社Momentum Worksの報告書によれば、2025年のベトナムにおけるフードデリバリー市場の流通総額(GMV)は21億ドル(約3220億円)に達し、前年比19%増と高い成長率を示した。
これはタイの22%に次ぐ水準であり、東南アジア平均の18%も上回っている。
現在、ベトナム市場ではGrabとShopeeFoodがそれぞれ48%のシェアを握り、二強体制を築いている。
一方、中国本土では美団のほか、JD.comやAlibaba Groupが価格競争を激化させており、補助金投入による消耗戦が続いている。
国内市場の競争環境の厳しさが、同社の海外展開を加速させる要因の1つとなる可能性がある。


































