<写真:tuoitre.vn>
ベトナム各地において、路上飲食の衛生管理が不十分である実態が浮き彫りとなっている。
ベトナム保健省はこのほど、各省・市人民委員会に対し、屋台営業における食品安全の確保を徹底するように文書で要請した。
同省は政府が定める食品安全および医療分野の行政処分規定に基づき、違反事業者を厳格に処罰する方針を明示した。
衛生的な机や棚を設置せずに食品を陳列する行為、食品を覆わずにほこりや害虫の侵入を防止しない行為、調理済み食品を扱う際に手袋を着用しない行為などについては、50万~100万ドン(約3000〜6000円)の罰金を科すとしている。
また、安全基準を満たさない調理器具の使用、感染症に罹患した者による調理、不適切な食品添加物の使用、基準を満たさない水の使用といった重大な違反には、100万~300万ドン(約6000〜1万8000円)の罰金を適用する。
違法な添加物の使用が確認された場合には、当該食品の廃棄を命じる措置も取られる。
首都ハノイでは、小路や市場周辺、大通りに至るまで屋台が広がっているが、実際には多くの店舗で食品が覆われないまま陳列され、販売員が素手で盛り付けを行うなど、規定が順守されていない状況が見受けられる。
価格の安さや利便性から消費者の利用が続いていることに加え、監督や取締りが徹底されていないことが、こうした営業形態を存続させている要因である。
国立栄養研究所の研修センター長であるラム・クオック・フン博士は、屋台食品は高い頻度で汚染リスクにさらされており、食中毒や感染症、さらには食品由来の非感染性疾患を引き起こすおそれがあると指摘する。
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重症の場合には、多臓器不全や肝機能・腎機能障害に至る可能性もあるという。
一方で、屋台食品は数万ドンという手頃な価格帯と多様な品ぞろえが支持され、幅広い層に利用されている。
フン博士は、営業場所の計画的な整備やインフラの構築、監視体制の強化、違反事例の厳正な公表などを通じて、例外のない取締りを実施する必要があると強調している。





























