〈写真:conganthanhhoa.gov.vn〉
ベトナム中部タインホア省の公安当局は2月13日、絶滅危惧種の保護規定に違反した疑いで、同省在住のホアン・ディン・ダット容疑者(52)およびグエン・ドアン・ソン容疑者(31)を起訴し、勾留したと発表した。
経済警察部門の内偵により、ダット容疑者が希少な野生動物を常習的に買い取り、トラを加工して「虎骨膏」として販売していた疑いが浮上した。
同容疑者は自宅の地下に鉄扉付きの密閉空間を設け、防犯カメラを設置するなどして隠匿していたとされる。
家宅捜索の結果、内臓を除去された冷凍状態のトラ2頭(計約400kg)と加工器具が押収された。
ダット容疑者は、通信アプリを通じてソン容疑者から約20億ドン(約1200万円)で購入したと供述している。
捜査当局によれば、ソン容疑者はハティン省付近でラオス人からトラを入手し、タインホア省へ運搬して転売したことを認めている。
公安は組織的な流通経路の有無を含め、事件の全容解明を進めている。
また、南中部カインホア省公安も2月14日、希少野生動物保護規定違反の疑いで飲食店経営者ら3人を起訴した。
捜査によれば、同省ニャチャン地区の飲食店において、ジャワセンザンコウ1頭が調理目的で殺処分されていたことが確認された。
鑑定の結果、同種は優先保護対象に指定された絶滅危惧種に該当することが判明した。
当局は、経営者が生きた個体の仕入れを指示し、店舗管理者および調理担当者が解体・調理して客に提供したとみている。
現在、流通経路や他の関与者の有無についても捜査を進めている。
ベトナム刑法第244条は、絶滅危惧種の捕獲、取引、保管などを厳しく禁じている。
近年、当局は違法取引の摘発を強化しており、希少野生動物の保護に向けた取り締まりを一層徹底する姿勢を示している。






































