<写真:congluan.vn>
ベトナム政府はハノイ中心部を通る鉄道路線の運行計画を見直し、旅客列車の本数削減などを進める方針である。
観光客が集まる「線路カフェ」エリアの安全対策や都市再開発を見据えた措置である。
建設省は3月2日、ハノイ市人民委員会に対し、ハノイ駅からザーラム駅までの鉄道区間の管理移管計画への協力を求める文書を送付した。
同区間では貨物列車の運行を停止し、旅客列車や観光列車の運行頻度を減らす方向で調整する方針である。
計画では、旅客輸送の拠点をザーラム駅へ移すため、同駅に乗客の乗り換え拠点を整備するとともに、交通アクセスの改善を進める。
また、ハノイ駅とザーラム駅の間で無料のシャトル輸送を実施する案も検討されている。
貨物輸送については、バクホン〜ヴァンディエン線(西側環状鉄道)を改修し、ハノイ駅〜ザーラム駅区間を通過する貨物列車の代替ルートとして活用する計画である。
これらの整備は2026年7月までの完成を目標としている。
ハノイ市は2026年1月、列車運行の見直し案を政府に提案していた。
南方面からの旅客列車はハノイ駅を終着とし、北方面からの列車はザーラム駅で折り返す方式とする案である。
背景にはロンビエン橋周辺の歴史的価値を生かし、鉄道高架下のアーチ空間(131区画)を文化・観光拠点として活用する構想がある。
この計画が実施されれば、ハノイ駅とロンビエン駅の間に位置する「線路カフェ」エリアでは、旅客列車の通過がなくなる見通しである。
現在、この区間ではハノイ〜ハイフォン線が1日4往復、ハノイ〜ラオカイ線が2往復運行しているほか、貨物列車も多数通過している。
線路脇にカフェが並ぶ「線路カフェ」は2018年ごろから外国人観光客に人気の観光地となった。
一方で、鉄道の安全区域を侵害する問題が長年指摘されており、ベトナム鉄道総公社はハノイ市に対し、違反状態の解消を求めてきた。





































