〈写真:thanhnien.vn〉
ベトナム政府が食品安全に関する行政処分の強化を検討しており、調理時に手袋を着用しない、爪を短く切らないなどの行為に対して最大400万ドン(約2万3600円)の罰金を科す案が示された。
司法省は現在、政令115号(2018年)およびその改正政令124号(2021年)に代わる新たな政令案を審査している。同案は保健省が策定したものである。
起草機関は、食品安全分野が国民の健康に直接影響し、違反行為が増加かつ複雑化している一方、現行の罰則は抑止力として不十分であると指摘する。
このため、多くの違反行為について罰金を1.5~2倍に引き上げることを提案している。
対象には、安全条件違反、自己公表・登録、検査、広告、表示、出所不明食品の販売、不適切な添加物使用、期限切れ食品の製造・販売などが含まれる。
罰金の上限は個人で1億ドン(約59万円)、組織で2億ドン(約118万円)に据え置かれるが、違反食品の価値の7倍に満たない場合は最大でその7倍まで引き上げる可能性がある。
飲食店や調理済み食品販売店では、不衛生な器具の使用や調理区域への害虫侵入のほか、帽子やマスク未着用、爪を短く切らない、調理済み食品に直接触れる際に手袋を着用しない行為に対し、200万~400万ドン(約1万1800~2万3600円)の罰金が科される。
また、腕時計や装飾品の着用、飲食、喫煙、唾吐きなども同様に処罰対象となる。
さらに、三段階検食制度や食品サンプル保存の不履行、衛生基準を満たさない輸送・保管設備の使用などには600万~1000万ドン(約3万5400~5万9000円)の罰金が提案されている。
排水設備の不備や手洗い設備・トイレの欠如、ごみ処理設備の未整備も対象となる。
基準を満たさない水の使用には1500万~2000万ドン(約8万8500~11万8000円)、感染症患者を調理従事者として使用した場合には2000万~3000万ドン(約11万8000~17万7000円)の罰金が科される見通しである。
屋台などの路上飲食については、適切な陳列設備の未整備や食品の未遮蔽、手袋未使用に対し100万~200万ドン(約5900~1万1800円)の罰金を設定した。
さらに、不適切な器具や包装材の使用、不衛生な水の使用などには200万~600万ドン(約1万1800~3万5400円)が科される。
また、病気や疫病で死亡または処分された動物を使用した食品の製造・販売には6000万~8000万ドン(約35万4000~47万2000円)、出所不明の添加物使用には4500万~6000万ドン(約26万5500~35万4000円)の罰金が提案されている。



































