ベトナムで子どもを育てるときに大きなテーマになるのが教育環境です。
結論から言うと、ホーチミンとハノイには全日制の日本人学校があり、幼稚園やインターナショナルスクールの選択肢も豊富です。
一方で、高校進学は日本人学校だけでは完結しにくく、早めの進路設計が重要です。この記事では、ベトナムの教育事情を2026年版として整理します。
小中学生までなら、ホーチミンとハノイでは日本人学校という明確な選択肢があります。
ただし、高校段階では日本人学校だけで完結しにくいため、インターナショナルスクール、日本帰国、第三国の日本式教育校などを含めて早めに検討する必要があります。
幼児教育は日系幼稚園とインターの選択肢があり、ダナンでは補習授業校や国際校の検討が中心になります。
| 区分 | 主な対象 | 特徴 | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|
| 日系幼稚園 | 未就学児 | 日本語環境、日本式保育・生活習慣を重視しやすい | 将来日本帰国の可能性が高い家庭 |
| 日本人学校 | 小学生〜中学生 | 日本の学習指導要領に近い内容で学びやすい | 義務教育を日本式で継続したい家庭 |
| インターナショナルスクール | 幼児〜高校年代 | 英語環境、国際課程、学校ごとの差が大きい | 長期海外生活や国際進学を視野に入れる家庭 |
| 補習授業校 | 小学生〜中学生中心 | 週末中心で日本語や基礎教科を補う | 全日制日本人学校がない地域の家庭 |

ホーチミンやハノイでは、日系幼稚園の選択肢があります。日本語環境、日本式の生活習慣、帰国後のつながりやすさを重視する家庭に向いています。
ただし、2026年時点では園によってかなり差があります。
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ホーチミン・ハノイでは、インターナショナルスクール付属の幼稚園や、幼児教育専門のインター系施設も多いです。
日系幼稚園より早い年齢から受け入れていることもあり、日系園までのつなぎ、または英語環境を早めに始めたい家庭に選ばれやすいです。
ただし、学校によって教育方針がかなり違うため、「インターだから同じ」とは考えない方が安全です。

ホーチミン日本人学校の公式サイトでは、新入学・編入学案内を継続して出しており、2026年時点でも全日制の日本人学校として機能しています。
ハノイ日本人学校の公式サイトでは、「日本の小学校・中学校で教えられるカリキュラムとほぼ同じ内容の授業を日本語で受けられるハノイで唯一の日本人向けの学校」と案内しています。
全日制の日本人学校を第一候補にしやすいのはホーチミンとハノイです。 一方で、学校選びでは次の点も見ておくべきです。
ダナンについては、一般的な案内としては全日制の日本人学校ではなく、補習授業校やインターナショナルスクールの検討が中心です。
選択肢は増えてきていますが、依然として「高校年代でベトナムに残る=インターナショナルスクールのみ」に近い状態です。
2026年時点での現実的な進路は、日本帰国、日本の通信制・広域制、第三国の日本式教育校、ベトナム内の国際校などを比較する形になりやすいです。中学段階から「高校をどうするか」を先に考えておくと、学校選びがしやすくなります。

ホーチミン・ハノイには、今も多くのインターナショナルスクールがあります。
ただし、2026年時点では「インターに入れれば安心」ではなく、課程・言語・進学先・サポート体制まで見ないと判断しにくいです。
日本式国際校JISの公式サイトでも、日本式国際プログラムとCambridge課程など、複数の選択肢が並んでいます。つまり、「インター」も一括りではなく、学校ごとの差がかなり大きいです。
特にベトナムでは、今の通いやすさだけでなく、次の進学段階で困らないかまで見て選ぶ方が失敗しにくいです。
2026年時点のベトナムの教育事情は、ホーチミン・ハノイでは日本人学校が強い軸になり、幼児教育では日系幼稚園とインターの両方に選択肢があります。
ダナンでは、全日制の日本人学校より補習授業校や国際校の検討が中心です。
また、高校進学は日本人学校だけでは完結しにくいため、中学以前から帰国・国際校・第三国進学も含めて見通しを立てることが重要です。
JISのような日本式国際校も含め、2026年は「日本人学校かインターか」の二択だけで考えない方が実用的です。