「ホーチミンの治安は悪い?」「夜に歩いても大丈夫?」「スリやひったくりは本当に多い?」
ホーチミンは東南アジアの大都市の中では比較的旅行しやすい街ですが、スリ・ひったくり・ぼったくり・交通事故には注意が必要です。
特に観光客や短期滞在者は、スマホ、財布、バッグ、パスポートを狙われやすく、繁華街や市場、夜の飲食エリアでは油断できません。
この記事では、2026年4月時点のホーチミンの治安事情をもとに、注意したい犯罪、危険エリア、防犯対策をわかりやすく解説します。
結論から言うと、ホーチミンは通常の観光や生活で過度に怖がる必要はありません。ただし、日本と同じ感覚でスマホを出しっぱなしにしたり、バッグを道路側に持ったりすると、被害に遭うリスクがあります。
特に注意したいのは、バイクによるひったくり、混雑地でのスリ、タクシー・バイクタクシーの料金トラブル、夜間の繁華街でのトラブルです。
| リスク | 多い場所 | 対策 |
|---|---|---|
| スリ | 市場、繁華街、イベント会場 | バッグを前に持つ、貴重品を分散 |
| ひったくり | 大通り、歩道、バイクが通れる道 | スマホを道路側で使わない |
| ぼったくり | 市場、観光地、流しのタクシー | Grab利用、事前に価格確認 |
| 交通事故 | 横断歩道、交差点、バイク通行量の多い道 | 無理に渡らない、バイク運転は慎重に判断 |
ベトナムでは、外国人を狙った凶悪犯罪は多くありませんが、窃盗・スリ・ひったくりなどの軽犯罪は都市部で発生しています。
米国国務省は、ベトナムではバイクに乗った犯人によるバッグ、カメラ、携帯電話などのひったくりがあるとして注意を呼びかけています。また、英国政府も外国人に対する暴力犯罪はまれな一方、窃盗やスリは定期的に発生すると案内しています。
在ホーチミン日本国総領事館の「安全の手引き」でも、2025年中に同館が認知した邦人犯罪被害は81件で、主な手口としてスリやひったくりなどの街頭犯罪が確認されています。
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ホーチミンはベトナム最大級の経済都市で、外国人観光客や在住者が多い街です。そのため、観光客を狙った軽犯罪も発生しやすい環境にあります。
特に注意したいのは、スマホのひったくり、バッグのひったくり、置き引き、タクシー料金トラブル、夜間の繁華街でのトラブルです。
ホーチミンで最も注意したいのが、スリとひったくりです。特にバイク社会のため、歩道を歩いている時や道路沿いでスマホを使っている時に、バイクで近づいて奪われるケースがあります。
オーストラリア政府の渡航情報でも、ベトナムの観光地、市場、混雑した交通機関、スーパーなどではバッグを切られる被害があり、バイクによるひったくりは負傷につながることもあると注意喚起しています。
被害に遭いそうになった場合、無理にバッグを引っ張り返すと転倒やけがにつながることがあります。貴重品は命より大切ではありません。
観光客が遭いやすいのが、タクシー、バイクタクシー、市場、観光地周辺での料金トラブルです。
特に、通貨に慣れていない旅行者は、桁を間違えたり、相手に財布を触らせたりしてしまいがちです。支払い時は自分で紙幣を確認し、財布を他人に渡さないようにしましょう。
移動はGrabなどの配車アプリを使うと、料金が事前に表示されるため安心です。
ホーチミンではバイク交通量が非常に多く、歩行者にとっても交通事故は大きなリスクです。
2025年のベトナム道路安全プロファイルでは、ベトナムの道路交通死亡率は人口10万人あたり17.7人で、アジア太平洋平均や東南アジア平均を上回るとされています。
横断歩道でも車やバイクが止まるとは限らないため、急に走らず、周囲を見ながら一定の速度で渡ることが大切です。
夜の繁華街では、飲酒、客引き、ぼったくり、違法行為への勧誘などに巻き込まれるリスクがあります。
知らない人からの飲食の誘い、過度に安いバーやマッサージ店、料金表示が不明確な店には注意しましょう。深夜の移動は徒歩よりGrabや信頼できるタクシーを使うのがおすすめです。
以下のエリアは観光地として有名ですが、観光客が多い分、スリやひったくり、料金トラブルにも注意が必要です。
ベンタイン市場はホーチミンを代表する観光地で、お土産探しにも便利な場所です。一方で、人が多く、観光客も多いため、スリやぼったくりには注意が必要です。
財布を出す時は周囲を確認し、大金を見せないようにしましょう。値段交渉が苦手な人は、定価販売の店舗やスーパーを利用するのもおすすめです。
ブイビエン通りは、ホーチミンのバックパッカー街として有名なナイトスポットです。夜遅くまでにぎわっていますが、飲酒トラブル、スリ、置き引き、客引き、薬物関連のトラブルには注意が必要です。
財布やスマホをテーブルの上に置かない、酔いすぎない、知らない人の誘いに安易についていかないことが大切です。
5区周辺のチョロン地区は、ホーチミンの中華街として知られるエリアです。市場や寺院など見どころも多い一方、観光客が歩き慣れていないローカルエリアもあります。
昼間に大通りや有名スポットを訪れる分には過度に心配する必要はありませんが、夜間や人通りの少ない路地では注意しましょう。
4区は1区に近く、近年は飲食店も増えているエリアです。ただし、細い路地や人通りの少ない場所では、夜間の一人歩きは避けた方が安心です。
目的地が決まっている場合は、徒歩移動にこだわらず、Grabでドア・ツー・ドア移動をするのがおすすめです。
ホーチミンで日本人が比較的住みやすいとされるのは、1区、ビンタイン区、旧2区タオディエン、7区フーミーフンなどです。
ただし、治安が良いとされるエリアでも、スリやひったくりがゼロになるわけではありません。特に夜間の徒歩移動やスマホの使い方には注意しましょう。
万が一、盗難やひったくりに遭った場合は、まず安全を確保してください。無理に追いかけたり、犯人と揉み合ったりするとけがにつながります。
保険請求には、警察の証明書や被害状況の記録が必要になることがあります。スマホの盗難に備え、事前にクラウドバックアップや端末位置情報設定も確認しておくと安心です。
盗難だけでなく、交通事故やけが、病気に備える意味でも、海外旅行保険や医療保険は重要です。
短期旅行なら海外旅行保険、長期滞在や駐在なら医療保険・会社の補償内容を確認しておきましょう。
特に携行品損害、治療費、救援者費用、個人賠償責任が含まれているかは確認しておくと安心です。
日中の中心部観光であれば過度に心配する必要はありませんが、夜間の一人歩き、ブイビエン周辺での飲酒、知らない人からの誘いには注意が必要です。移動はGrabを使うと安心です。
道路側で片手持ちして使うのは避けましょう。地図を見る時は建物側に寄る、店内で確認する、スマホリングを使うなどの対策がおすすめです。
必要な場面以外は、原本をホテルのセーフティボックスに保管し、コピーやスマホ内の写真を持っておく方が安全な場合があります。ただし、本人確認が必要な場面もあるため、用途に応じて判断しましょう。
ホーチミンは、基本的には旅行しやすく、在住者にも人気の都市です。ただし、スリ・ひったくり・ぼったくり・交通事故といったリスクは日本より身近です。
大切なのは、危険を過度に恐れることではなく、スマホの使い方、バッグの持ち方、夜間移動、タクシー選びを意識することです。小さな対策を徹底するだけで、トラブルに遭う可能性は大きく下げられます。