<写真:dantri.com.vn>
ベトナムのトー・ラム総書記・国家主席と中国の習近平総書記・国家主席は4月15日、北京で会談し、両国関係を実質的かつ高品質な段階へ引き上げる方向性を確認した。
トー・ラム氏は4月14日から17日まで中国を国賓として訪問しており、15日には最高位の儀礼による歓迎式典が行われた後、首脳会談が実施された。
会談では、政治的信頼の強化とハイレベルでの戦略的連携、首脳間交流の拡大が重視された。
両国は外交、国防、公安の重点分野における協力を強化し、閣僚級の「3+3戦略対話」の効果的運用や、安全保障、国防産業、軍事貿易分野での連携拡大を進めることで一致した。
経済面では、トー・ラム氏が貿易・投資・観光協力を新たな段階へ引き上げることを提案し、特に戦略的インフラ接続の強化、とりわけ鉄道分野を最優先とする方針を示した。
単なる貿易から実質的な経済連結へ転換し、インフラ、物流、市場の接続を結び付ける必要性も強調した。
また、中国側に対してベトナム製品の市場開放拡大と、均衡的かつ健全な貿易の推進を求めた。
さらに、中国企業による投資拡大や技術移転、補助産業の発展、供給網と生産網の構築、エネルギー供給の協力体制整備も提起した。
教育、科学技術、文化、人材交流、地方間協力の強化や、ベトナム人学生向け奨学金の拡充も議題となった。
これらの提案に対して習近平氏は評価と同意を示し、標準軌鉄道3路線の推進など戦略的インフラ接続の加速を提案した。
会談後、両首脳は党、公安、司法、経済、科学技術、供給網、民生、メディア、地方など多分野にわたる協力文書の署名に立ち会った。
近年の首脳会談を振り返ると、鉄道協力は段階的に具体化している。
2024年8月は象徴的な大型事業として言及、2025年4月のハノイ会談では具体的な路線や制度設計に踏み込み、今回の会談では資源を集中した最優先分野として位置付けられた。
また、中国側はベトナムの高品質製品の輸入拡大を歓迎し、重点産業や供給網での協力深化、中国企業の対越投資促進を提案した。
同日、北京の人民大会堂での晩餐会後には、両首脳と夫人による送別の茶会が行われた。さらに、両国首脳夫人は中国国家大劇院を訪問し、文化交流の強化について意見を交わした。
今回の訪問期間中、両国は安全保障、都市間協力、党間協力、鉄道人材育成、教育、情報技術、司法、税関、供給網、農産物検疫、文化交流などに関する多数の協力文書を締結し、関係の包括的な進展を示した。


































