〈写真:bvhttdl.gov.vn〉
ホーチミン市を訪れる日本人観光客が増加しており、2025年の日本人来訪者数は約38万5000人に達し、同市にとって6番目に大きい国際観光市場となった。
この状況は、3月6日にホーチミン市で開催された日越観光連携セミナーで明らかになった。
同イベントは第11回日本・ベトナムフェスティバルの一環として開催され、日本とベトナムの観光機関および企業が参加した。
ホーチミン市観光局によれば、日本人観光客は2024年の約30万人から2025年には約38万5000人へと増加した。
2022~2025年の年平均成長率は約28%である。ただし、新型コロナウイルス禍前の水準にはまだ回復しておらず、今後も拡大余地の大きい市場であるとみられている。
ホーチミン市は観光を、貿易や投資、人の往来を促進する重要分野と位置付けている。
ビザ制度の整備やサービス品質の向上、国際会議・展示施設の整備などを進めており、特に会議や展示会を目的とするMICE観光の分野で優位性を持つ都市とされている。
また、日本の協力で建設されたトゥーティエムトンネルや都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン〜スオイティエン)は、両国協力を象徴するインフラと位置付けられている。
ホーチミン市当局は今後、日本各地との直行便や運航頻度の拡大を航空会社に働きかけ、往来の利便性を高める方針である。
一方、日本はベトナム人にとっても人気の海外旅行先であり、冬季観光や地域文化、食体験を目的とした旅行需要が高い。
日本政府観光局(JNTO)ベトナム事務所の代表は、近年は定期便に加えて地方都市への路線やチャーター便も増加しており、両国の観光企業に新たな協力機会をもたらしていると指摘した。
今回のセミナーには、日本の観光関連企業29社とベトナム企業36社が参加し、観光商品の共同開発や市場拡大に向けた連携を模索した。
第11回日本・ベトナムフェスティバルでは、観光・商業交流、食文化の紹介、文化芸術交流、観光トレンドに関するセミナーなど計13のプログラムが実施され、両国市民の交流拡大を図っている。

































