<写真:vietnamnet.vn>
ベトナム政府はホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線「ベンタイン〜スオイティエン線」を延伸し、ドンナイ省の新行政中心およびロンタイン国際空港まで接続する計画について、緊急措置として調査と提案を進めるように関係機関へ指示した。
政府官房によれば、チャン・ホン・ハー副首相の指示として、ドンナイ省人民委員会に対し、建設省や財政省などと連携して延伸事業の実施に向けた特別メカニズムを検討・提案するように求めたという。
これはファム・ミン・チン首相の結論に基づく措置である。
計画では、メトロ1号線を現在の終点であるスオイティエン駅からドンナイ省の新行政中心を経由し、ロンタイン国際空港まで延ばす構想である。
ドンナイ省の試算によれば、完成した場合、タンソンニャット国際空港とロンタイン国際空港の間を鉄道で約40分で移動することが可能となる見込みである。
事業期間は2026年から2030年を想定している。
この延伸案は、ホーチミン市とロンタイン国際空港を結ぶ交通網整備の4つの選択肢の1つである。
他には、メトロ2号線とトゥーティエム〜ロンタイン鉄道を組み合わせる案、メトロ6号線と同鉄道を接続する案、さらにメトロ4号線および2号線を経由して同鉄道に接続する案などが検討されている。
政府は本事業を「緊急工事」として扱う方針である。
これにより、設計審査や入札手続きの一部を簡略化し、準備作業と施工を並行して進めることで事業の加速を図る。
ただし、法令順守や品質確保、汚職および浪費の防止については厳格に徹底するように関係機関へ求めている。
メトロ1号線は全長約20km、総投資額約43兆7000億ドン(約2622億円)で建設されたホーチミン市初の都市鉄道であり、2024年12月に開業した。
中心部のベンタイン駅からスオイティエン駅までを約30分で結び、全14駅を設けている。
一方、ロンタイン国際空港は2026年前半の第1期開業を目標に建設が進められている。
現在、ホーチミン市中心部と同空港を結ぶ主な交通手段は道路であり、ホーチミン〜ロンタイン〜ザウザイ高速道路などでは慢性的な渋滞が発生している。
空港開業後の交通需要増加を見据え、鉄道による接続強化が重要な課題となっている。


































