<写真:cafef.vn>
ベトナムの複合企業ビングループ(Vingroup)は2026年、売上高450兆ドン(約2兆7121億円)という過去最高の業績目標を掲げた。
これは前年実績比で約36%増に当たる。
税引き後利益は25兆ドン(約1507億円)を見込み、2025年実績の約2.2倍へ拡大させる計画である。
この計画は、4月22日に開催予定の年次株主総会の資料で明らかになった。
創業者ファム・ニャット・ヴオン氏が率いる同社は、主要子会社の成長を軸に大幅な業績拡大を狙っている。
中核事業である工業分野では、電気自動車メーカービンファスト(VinFast)が2026年に30万台の納車を目指す。
これは前年比52%増に相当する。
電動バイクについても販売台数を少なくとも2.5倍に拡大し、100万台規模を目標としている。
不動産事業では、子会社ビンホームズ(Vinhomes)が売上高250兆ドン(約1兆5067億円)、純利益50兆ドン(約3013億円)を計画している。
それぞれ前年を大きく上回る増収増益を見込む。
既存の都市開発を進めるとともに、国内主要エリアでの事業拡大や海外市場への進出も視野に入れている。
また、ビングループはビンホームズから約18兆1000億ドン(約1091億円)の配当収入を受け取る見通しであり、利益の押し上げ要因となる。
ビンホームズは株主に対し、60%の現金配当・1株当たり6000ドン(約36円)を提案する方針である。
2025年通期のビングループは、売上高が約332兆ドン(約2兆0009億円)と前年比75%増、純利益が約11兆ドン(約663億円)と倍増し、いずれも過去最高を更新した。
ただし、同社は配当を実施せず、利益を全額再投資に振り向ける方針を維持している。
ビングループにとって、電動車と不動産を両輪とする成長戦略が、過去最大規模の目標達成を左右する重要な鍵となる。






























