ベトナムで鉄道を利用する際、「どうやってチケットを買うの?」「長距離移動に使える?」「日本の電車と何が違う?」と気になる方もいますよね。
ベトナムの鉄道は、都市内の移動よりもハノイ〜ホーチミン、ダナン〜フエ、ホーチミン〜ニャチャンなどの長距離移動で利用されることが多い交通手段です。
この記事では、2026年4月時点のベトナム鉄道事情をもとに、路線、チケット購入方法、座席の種類、乗り方、注意点をわかりやすく紹介します。
結論から言うと、ベトナム鉄道は短時間で移動したい人には飛行機や配車アプリの方が便利ですが、景色を楽しみながら移動したい人には魅力的な交通手段です。
| 移動区間 | 鉄道の向き不向き | おすすめ度 |
|---|---|---|
| ダナン〜フエ | 景色が良く、鉄道旅におすすめ | ★★★★★ |
| ホーチミン〜ニャチャン | 寝台列車で移動しやすい | ★★★★☆ |
| ハノイ〜ホーチミン | 約33〜39時間かかるため時間に余裕がある人向け | ★★★☆☆ |
| 都市内移動 | ホーチミン・ハノイは都市鉄道と長距離鉄道を区別 | 用途次第 |
2026年4月時点で、ホーチミン〜ハノイ間は列車により約33〜39時間かかり、Vexereの公式連携チケット情報では2026年4月14日の例としてSE2が33時間10分、SE10が39時間15分と案内されています。
ベトナムでは、都市内の移動はバイク、Grab、タクシー、バスが中心です。そのため、日本のように「毎日の通勤・通学で鉄道を使う」という感覚とは少し異なります。
一方で、長距離鉄道は今も旅行者に人気があります。特に、ダナン〜フエ間の海沿い・山沿いの景色や、ホーチミン〜ニャチャン間の寝台列車は、飛行機移動では味わえない旅の楽しさがあります。
ただし、長距離鉄道は遅延することもあり、所要時間も長めです。予定が詰まっている旅行では、飛行機や車移動も比較しましょう。

ベトナムの鉄道は、大きく分けると南北線、ハノイ発着の地方路線、都市鉄道があります。
南北線は、ハノイ駅とホーチミン市のサイゴン駅を結ぶベトナム鉄道の主要路線です。全長は約1,726kmで、フエ、ダナン、ニャチャン、ファンティエット方面など、観光地への移動にも使われます。
ハノイ〜ホーチミンを一気に移動すると30時間以上かかるため、観光旅行ではダナン〜フエ、ホーチミン〜ニャチャン、ハノイ〜ラオカイなど、区間利用の方が現実的です。
ハノイからは、ハイフォン、ラオカイ、ドンダン、クアンチュウ、ハロン方面などへの地方路線があります。
ラオカイ線はサパ方面へのアクセス、ハイフォン線は港町ハイフォン方面への移動で利用されます。ただし、ハロン湾方面はバスや車移動の方が便利な場合も多いため、目的地ごとに比較しましょう。
2026年時点では、ベトナムでも都市鉄道の整備が進んでいます。ハノイでは2025年に2路線で約16万2000本の列車を安全運行したと市当局が発表しており、Line 2A Cat Linh – Ha Dong と Line 3.1 Nhon – Hanoi Station の高架区間が運行されています。
ホーチミンでもメトロ整備が進んでいますが、この記事で紹介する長距離鉄道とは別の交通手段です。市内移動でメトロを利用する場合は、長距離鉄道のサイゴン駅とは別に、各メトロ駅の場所を確認しましょう。
サイゴン駅は、ホーチミン市3区にある長距離鉄道の主要駅です。ホーチミンからニャチャン、ダナン、フエ、ハノイ方面へ向かう列車が発着します。
ニャチャン駅は、ベトナム中南部の人気ビーチリゾート・ニャチャンの玄関口です。ホーチミンから寝台列車で移動する旅行者にも利用されています。
ダナン駅は、中部観光の拠点です。ダナン〜フエ間は鉄道旅の人気区間で、海沿いの景色を楽しめるルートとして知られています。
フエ駅は、世界遺産の古都フエ観光の拠点です。ダナンから鉄道でアクセスする場合、移動そのものも観光体験になります。
ハノイ駅は、南北線の起点であり、北部地方路線の拠点にもなる主要駅です。ハイフォン、ラオカイ、ドンダン方面などへ向かう列車もあります。

乗車券の購入方法は、主に以下の3つです。
駅の窓口で購入する場合は、行き先、乗車日、人数、座席種類を伝えて購入します。外国人の場合、パスポート情報が必要になることがあります。
ベトナム語に不安がある場合は、以下をメモしておくと安心です。
ベトナム鉄道の公式オンライン予約サイトは「dsvn.vn」です。公式サイトでは、列車検索、オンライン予約、運賃確認、予約済みチケットの確認ができます。
また、2026年のチケット価格方針、変更・払い戻し規定、電子インボイス案内も掲載されています。
英語対応や決済面で不安がある場合は、Vexereなどの予約プラットフォームを利用する方法もあります。
VexereはVietnam Railways公式パートナーとして、リアルタイムの時刻表、座席選択、電子チケットを案内しています。
| 座席タイプ | 特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| ソフトベッド | 4人コンパートメントの寝台。比較的快適 | 夜行・長距離移動 |
| ハードベッド | 6人コンパートメントの寝台。価格を抑えやすい | 長距離だが費用を抑えたい人 |
| ソフトシート | リクライニング付き座席 | 日中の中距離移動 |
| ハードシート | 硬めの座席。安いが長時間は疲れやすい | 短距離・節約重視 |
日本人旅行者には、長距離ならソフトベッド、ダナン〜フエなど日中の短〜中距離ならソフトシートがおすすめです。
運賃は、区間、列車番号、座席タイプ、上段・下段、時期、空席状況によって変わります。
ホーチミン〜ハノイ間の例では、2026年4月14日のVexere掲載情報で、SE10が1,067,000VND、SE2・SE4が1,227,000VNDから案内されています。
実際の価格は座席種類や購入タイミングによって変わるため、予約時に確認しましょう。
長距離列車では、車両番号、寝台番号、座席番号が指定されています。乗車後はチケットを捨てず、到着まで保管しましょう。
寝台列車では、トイレや売店に行く際に貴重品を置きっぱなしにしないようにしましょう。パスポート、財布、スマホは常に身につけるのが安心です。
駅周辺やSNSで非公式にチケットを販売している人には注意が必要です。公式サイト、駅窓口、信頼できる旅行会社・予約サイトを利用しましょう。
ベトナムの鉄道は遅延することがあります。到着後すぐに国際線フライトや重要な予定を入れるのは避けた方が安心です。
寝台車やソフトシート車両では冷房が強いことがあります。薄手の上着やストールを持っておくと便利です。
長距離列車では車内販売がある場合もありますが、選択肢は限られます。水、軽食、ウェットティッシュ、充電器、モバイルバッテリーを持参すると安心です。
できます。公式サイト dsvn.vn や予約サイトで購入可能です。ただし、決済や表示言語で不便を感じる場合は、旅行代理店やホテルに依頼する方法もあります。
時間に余裕があり、鉄道旅そのものを楽しみたい人にはおすすめです。ただし、約33〜39時間かかるため、通常の観光旅行では飛行機の方が効率的です。
はい。景色が良い区間として人気があり、時間に余裕があれば鉄道移動を検討する価値があります。
ベトナム鉄道は、日本の電車とは違い、都市内移動よりも長距離旅行で利用する交通手段です。移動時間は長めですが、車窓から海、山、田園風景を楽しめるのが魅力です。
短時間で移動したい場合は飛行機や車の方が便利ですが、ダナン〜フエ、ホーチミン〜ニャチャンなどは鉄道旅の魅力を感じやすい区間です。
利用する際は、公式サイトや信頼できる予約サイトでチケットを購入し、座席種類、出発駅、到着駅、身分証、遅延リスクを確認しておきましょう。