〈写真:znews.vn〉
5月1日の祝日に、ベトナム各地の主要観光地で来訪者が急増し、各種サービスで長時間の待機が発生するなど深刻な混雑となった。
連休2日目、クアンニン省やフエ、ホイアンなどの観光拠点では過負荷の状態が確認された。
バリア=ブンタウのバイサウ海岸では同日17時時点で人で埋め尽くされ、地元住民によると、混雑は4月30日と同程度であった。
地元当局によれば、4月30日の来訪者は約7万人に達した。
ニンビン省チャンアンの船着き場では同日15時頃、早朝から続く長い行列がチケット売り場から入口まで伸びた。
管理当局は午前中に来訪者が集中したため、午後の閑散時間帯の利用を呼びかけた。チケット販売数に上限は設けていないが、船の数や運航能力に応じて調整したとしている。
クアンニン省では同日、観光客数が約29万人に達し、このうち国内客が97%以上を占めた。
観光収入は約9000億ドン(約53億円)と見込まれる。ハロン湾だけでも約2万2500人が訪れ、観光船や宿泊サービスは連休期間中に稼働率100%となった。
ハイフォン市とカットバ島を結ぶドンバイ渡船場では、5月1日早朝から乗船待ちの列が発生した。
運航側は定員約15台の車両と数百人を収容可能な大型フェリー5隻をフル稼働させて対応した。2026年4月から8月にかけては運航本数を1日23便から38便に増やす予定である。
ビンディン省ニョンリー地区のキーコー海岸でも混雑が顕著で、観光客はカヌー乗船まで1時間以上待つケースがあった。
1便27人乗りで15~20分間隔の運航を維持しているが、需要に追いつかない状況である。4月30日と5月1日は宿泊施設の稼働率も100%に達した。
ダクラク省(旧フーイエン)のホンヌア島でも来訪者が急増し、通常約15分の移動に対し30分から1時間の待機が発生した。
早朝から乗船待ちの列が形成されるなど、平時とは異なる状況となった。
フエでは5月1日、王宮など遺跡群の観光客でにぎわい、4月30日の入場料収入は過去最高の37億ドン(約2200万円)超を記録した。
市内中心部では飲食店も満席が続き、来訪者は1時間以上待つケースが相次いだ。
ホイアン旧市街では同日16時頃、チュアカウ周辺や歩行者天国が過密状態となり、写真撮影にも15~20分の待機が必要となった。
ダナン市のバンコー山頂でも夕方以降も人出が多く、混雑回避が困難な状況が続いた。
ビントゥアン省フークイ島でも宿泊施設が満室となり、来訪者数は前年の同時期に比べ3~4倍に増加した。各地で「どこへ行っても人であふれている」との声が上がった。