〈写真:thoibaotaichinhvietnam.vn〉
ベトナム国会は今後5年間の公共投資として、8220兆ドン(約48兆4980億円)超を投じる計画を決定した。2021~2025年期の実績の約2.7倍に当たる規模である。
国会は4月24日午前、賛成96.4%超で2026~2030年の中期公共投資計画に関する決議を可決した。
公共投資は同期間の社会全体の投資総額の20~22%を占める見込みで、内訳は中央予算が3800兆ドン(約22兆4200億円)、地方が4420兆ドン(約26兆780億円)となる。
政府には公共投資資金の少なくとも95%を執行すること、また突発的課題への対応として中央予算の10%を予備費として確保することが求められた。
投資は重点分野に集中させ、事業数は前期比で少なくとも30%削減する方針である。
資金配分では、中央予算のうち約717兆ドン(約4兆2303億円)を各省庁や地方、国家目標プログラムに充てる。
内訳は省庁・地方向けが約462兆9700億ドン(約2兆7315億円)、国家目標プログラムが約254兆270億ドン(約1兆4988億円)である。
残る約2700兆ドン(約15兆9300億円)超は、法令に基づき各種プロジェクトに配分される。
また、中央予算から約192兆ドン(約1兆1328億円)超を9件の国家重要プロジェクトおよび3件の新規案件に投入する。
このうち新規3案件は約131兆4250億ドン(約7754億円)で、南北高速鉄道、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン鉄道、ホーチミン市環状4号線が含まれる。
政府は、成果に基づく資金配分や経済・社会的効果の評価に基づき、各プロジェクトへの資金割り当てを指導する責任を負う。
前期の2021~2025年には公共投資額として2870兆ドン(約16兆9330億円)が承認され、中央予算が半分超を占めた。
政府は4652件の事業に中央資金を配分し、前期比で50%削減した。2025年末までの実行額は約3020兆ドン(約17兆8180億円)と見込まれている。
また、2030年までの国家財政計画として、歳入は約1京6400兆ドン(約96兆7600億円)、歳出は約2京1200兆ドン(約125兆800億円)と設定された。
開発投資支出は約40%を占め、約8500兆ドン(約50兆1500億円)超となる見通しである。
政府は毎年、予算支出の3%を科学技術、イノベーション、デジタル転換に充て、教育・訓練には20%を配分する。
今後5年間の政府借入は約6497兆ドン(約38兆3323億円)で、このうち中央予算による借入が約6300兆ドン(約37兆1700億円)超を占める。
政府の直接債務返済は約3200兆ドン(約18兆8800億円)とされる。
財政赤字は2026~2030年平均でGDP比約5%とし、中央が4.4%、地方が0.6%を占める。公的債務残高はGDP比60%以内、政府債務は同50%以内に抑える方針である。